鈴木遺跡とは? わかりやすく解説

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鈴木遺跡

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/13 13:08 UTC 版)

鈴木遺跡
鈴木遺跡資料館
多摩地域における位置
所在地 東京都小平市鈴木町
座標 北緯35度43分7秒 東経139度29分47.5秒 / 北緯35.71861度 東経139.496528度 / 35.71861; 139.496528座標: 北緯35度43分7秒 東経139度29分47.5秒 / 北緯35.71861度 東経139.496528度 / 35.71861; 139.496528
種類 複合遺跡
歴史
完成 後期旧石器時代 - 近世

鈴木遺跡(すずきいせき)は、東京都小平市鈴木町にある遺跡。約3万5千年前から1万5千年前までに営まれた後期旧石器時代の遺跡を主体とし、他に縄文時代近世の遺跡も含む複合遺跡である[1]。国の史跡に指定されている[2]

概要

1967年に発見され、回田遺跡と名付けられていたが、1974年6月末、現在の小平市立鈴木小学校の校地造成工事に伴って江戸時代水車小屋に伴う水路暗渠が発見されたことを契機に試掘調査が行われ、正式にその存在が確認された。その後、鈴木小学校の西を南北に走る都道2・1・3号線地点、御幸第I地点をはじめ、50以上の調査地点で範囲確認調査を含む発掘調査が行われている[3]。2012年(平成24年)に鈴木小学校隣接保存区と鈴木遺跡資料館敷地とが東京都の史跡に指定され、2017年(平成29年)には小平市に寄付された保存管理等用地と鈴木町一丁目390番地保存区が追加指定された[1]

当遺跡は2021年に国の史跡に指定された[2][4]

鈴木遺跡資料館

1974年、鈴木小学校建設の際に発見された、約1数千~3万数千年前の旧石器時代の遺物が展示されている施設[5]

  • 所在地:小平市鈴木町1-487-1
  • 開館日:日曜・水曜・土曜日、祝日・休日。年末年始は閉館。
  • 開館時間:午前10時~午後4時
  • 入館料:無料

脚注

  1. ^ a b 鈴木遺跡”. 東京都教育庁地域支援部. 2020年4月1日閲覧。[リンク切れ]
  2. ^ a b 令和3年3月26日文部科学省告示第44号
  3. ^ 鈴木遺跡”. 日本旧石器学会. 2020年4月1日閲覧。
  4. ^ 文化審議会の答申(史跡等の指定等)について”. 文化庁. 2020年11月25日閲覧。
  5. ^ 小平市鈴木遺跡資料館”. 小平市. 2020年6月7日閲覧。

参考文献

金山喜昭「博物館学的発想(仮称)にもとづく考古学調査--小平市鈴木遺跡の場合」(PDF)『国学院大学博物館学紀要』第4巻、国学院大学博物館学研究室、東京、1980年3月31日、36-45頁、doi:10.11501/3433583ISSN 02865831NAID 400012848212020年4月1日閲覧 

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