野洲川流域
石部頭首工 | 疏水の概要 | |||||
■疏水の所在 滋賀県東南部の3120ha ■所在地域の概要 本地域は、滋賀県で最長の流域を持つ野洲川の流域であり、上中流の甲賀市・湖南市と下流の守山市・栗東市・野洲市の5市にまたがる。 野洲川沿いの中流には国道1号とJR草津線が、下流部には名神高速道路と国道8号、JR東海道本線等が走り、交通の要衝となっている。このため、人口が急増し土地利用が大きく変化し、丘陵地帯を中心に多数の郊外型工業団地が立地しているが、一歩幹線道路を離れると、広々とした水田が緑深い里山を背景として広がっている。 当地域は、古くから良質の近江米の穀倉地帯として米作を軸に、畜産・茶を3大柱を中心として生産振興が図られてきた。 ■疏水の概要・特徴 (1) 国営農業水利事業第1号 野洲川水系の近代的な農業水利施設は、基幹施設である水口・石部の各頭首工が昭和22年から30年にかけて国営事業として造成され、その後、土山・佐山・思川の各頭首工と幹線・支線用水路、補給ポンプ場も順次県営事業として整備が進み、現在の農業水利施設群が形成された。国営施設については、昭和49〜53年度に施設改修工事が実施された。なお、水源の野洲川ダムは国営農業用コンクリートダム第1号であった。 (2) 徹底した反復利用 本地区は、上流で取水された用水の65%が地下水や排水として野洲川の下流に流出し、その流出水を各頭首工で取水するという反復利用を徹底し、貴重な水資源を有効利用している。 | ||||||
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