施設改修
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 02:42 UTC 版)
完成から15年以上経過したスタジアムでは設備の老朽化が見られると共に、Jリーグクラブライセンス基準やAFCチャンピオンズリーグ (ACL) の開催基準を満たさない項目が一部見られることを踏まえ、2013年度から2,3年をかけて一部の施設改修を行った。設備改修は鳥栖市が主導してJリーグのオフシーズンに集中して行うが、佐賀県も支援を検討していた。具体的には以下のような項目が実施された。 トイレの増設と洋式化 - ライセンス基準に対して半数程度しかないトイレ数を確保するため、北側サイドスタンドそば(チケット売り場前)にトイレ棟を増築するとともに、既存の和式トイレを洋式化。 大型映像装置の改修 - ビジョンの躯体をそのまま残して改修。これにより、従来はシステム上の問題から大型映像装置に試合時間の表示が出来ず、電光掲示板の死角になるアウェー側サイドスタンド2階席からは試合時間を知ることが出来なかった問題が改善された。 照明設備の改修 - 2013年度に調査設計を実施。 鳥栖市ではその他の老朽化部分の改修費用捻出に苦心していたが、サガン鳥栖のメインスポンサーの一つであるCygamesが地方創生応援税制(企業版ふるさと納税)の制度を活用して、2017年度からの3年間で合計6億8,600万円を鳥栖市に寄付することを表明。鳥栖市では「スタジアムリニューアルによる魅力向上プロジェクト」を内閣府に申請し、これが2017年11月に承認されたことにより、同事業に基づいて以下の施設改修が進められることになった。工事は三井住友建設が担当し、2018年8月から本格化している。 スタンドの支柱(2018年にメインスタンドとホームゴール裏スタンド、2019年にバックスタンドとアウェイゴール裏スタンド)を、サガン鳥栖のクラブカラーであるサガンブルーとサガンピンクに全面塗り替え。 外壁部分を再塗装。 スタジアム内エントランスホール付近にミュージアムコーナーを整備。 トイレ外壁や誘導灯、掲示サインの改修。
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