野党再編への対応
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「無所属の会 (2017-2019)」の記事における「野党再編への対応」の解説
衆議院選挙前の民進党衆議院会派は「民進党・無所属クラブ」だったが、11月1日召集の特別国会を前に会派も3分裂。特別国会召集時点において13名の無所属の会は、「立憲民主党・市民クラブ」の54名、「希望の党・無所属クラブ」の51名に次ぐ野党第3勢力の座を得た。同日の内閣総理大臣指名選挙では、13名全員が大塚に投票した。 大塚体制となった11月8日の民進党両院議員総会で発足した新執行部においては、参議院議員(参議院会派は「民進党・新緑風会」)が中心となるも、無所属の会からも原口が副代表に、平野が国会対策委員長に、篠原が選挙対策委員長に就任するなどした。 2018年1月10日、新たに中村喜四郎が会派入りし、14名となる。中村は、政党・会派ともに無所属だったが、2017年11月1日の首班指名では大塚に投票していた。 2017年年末から2018年にかけて、民進党は希望の党との統一会派結成構想を示したものの、岡田をはじめとする無所属の会のメンバーを中心に反対意見が相次いだため、結成構想は白紙に終わった。その後、民進党は希望の党とともに新党を結成し野党再編につなげる構想を示したが、無所属の会は立憲民主党との統一会派結成を目指していた。しかし、4月9日に民進・希望両党首が両党を合併する方向で合意し、17日には無所属の会のメンバー14名のうち、3名ほどが新党に合流する方針を示し、合流をしないメンバーの間でも、無所属の会を脱退し立憲民主党に移籍する者と、そのまま無所属の会に残留し新党と立憲のつなぎ役を目指す者とに分かれ、分裂する公算が大きくなると報じられた。その後の4月26日に無所属の会所属議員のうち約10人が協議し、新党への不参加と会派の存続を確認した。 5月7日、民進党と(旧)希望の党の合流新党「国民民主党」が結成される。無所属の会からは篠原、原口、平野の3名が参加し本会派を脱退した。また、立憲民主党に近いとされていた菊田が脱退。これにより、無所属の会のメンバーは10名となる。翌8日には福田が立憲民主党への入党が承認されたことにより脱退。一方で同日に旧希望の党の大串博志、田嶋要、本村賢太郎の3名が、翌9日には旧民進党籍を持ちながら無所属の会に参加していなかった玄葉がそれぞれ本会派へ加入し、無所属の会のメンバーは13名となった。また、幹事長の職を新設して大串が就き、退会した平野が務めていた国会対策委員長には広田が就任した。 民進党消滅と国民民主党結党、(新)希望の党の“ゆ党”化に伴い、野党共闘の枠組みは、「民進党(無所属の会を含む)、(旧)希望の党、立憲民主党、日本共産党、自由党、社会民主党」の6党から「立憲民主党、国民民主党、日本共産党、自由党、社会民主党」と無所属の会の5党1会派へ移行することとなった。
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