野党共闘を巡る八代英輝の発言
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 07:34 UTC 版)
「ひるおび」の記事における「野党共闘を巡る八代英輝の発言」の解説
「八代英輝#日本共産党に関する発言」も参照 2021年9月10日放送回で、衆院選での野党共闘の話題を取り上げた際に、八代が「志位委員長がつい最近、『敵の出方』という言い方をやめようとは言ってましたが、共産党は『暴力的な革命』というのを、党の要綱として廃止してませんから。よくそういうところと組もうという話になるなと個人的には思います」と発言した。 これに対し、党委員長の志位和夫は「局の担当者に抗議し、番組としての謝罪と訂正を求めました。事実無根の卑劣なデマは絶対に許せません」などと自身のツイッターで抗議した。 これを受けて、TBSテレビ広報部は同日「共産党の綱領には記載がなく、発言は誤りだった」と謝罪し、13日放送分でも江藤が「先週の放送で野党共闘のテーマを扱っている際に、日本共産党について『まだ暴力的な革命というのを党の要綱として廃止していない』という発言がありました。日本共産党の綱領にそのようなことは書かれていませんでした。訂正しておわびいたします」と謝罪。その後、八代は「先週の私の発言についてですが、私の認識は閣議決定された政府見解に基づいたものでした。一方、日本共産党はそれをたびたび否定していることも合わせて申し上げるべきでした。申し訳ありませんでした」と説明し、「テレビで発言する者として、今後はより正確に、バランスに配慮し言葉に責任を持っていきたいと思います」とお詫びした。 しかし、志位は自身のTwitterで「コメンテーターの発言は、『暴力的な革命を党の要綱として廃止していない』という虚偽発言への撤回・謝罪になっていない」と批判し、党広報部長もTBSテレビ担当者に、「八代氏の今日の発言は、謝罪・訂正になっていない」「公正・公平な番組として引き続き氏を起用するつもりなら、事実に基づかない発言をしたことへの氏の謝罪と訂正をさせるべき」と申し入れた上で、同局担当者からは「八代発言を検証し検討します」という返答があったと明らかにしている。そして9月17日、八代が再び謝罪。志位が自身のTwitterで「謝罪・訂正したものと受け止めます」とコメントした。 この発言後、番組スポンサーのキユーピーは番組中のCMの放送を見合わせる事態となり、9月29日に行われたTBSテレビ社長定例会見でも代表取締役社長の佐々木卓は「番組内で出演者の方の発言などに誤りなどがあった場合は、速やかに訂正してお詫びすることが重要だと思っている。総選挙が近いということもありまして、選挙関連のニュースを伝えることが多くなっている。これは厳しく戒めなければならない」と述べた。
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