配置計画とは? わかりやすく解説

配置計画

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/02/25 09:40 UTC 版)

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配置計画(はいちけいかく、layout plan)とは、建築用語では設備施設敷地内に建物施設の建設計画を行う際に、全体を構成する要素である施設、建築物、動線、空地(くうち)等をどのように配置するかを示す敷地計画(site plan)の意味合いと、各階フロアにおける家具や設備配置のプランニングなどを表す。

敷地計画の場合は周辺を含む敷地環境、敷地の物理的、社会的特長等を考慮し、配置される要素の効果が最大限に生じることが望まれる。

建築用語・都市計画用語で、都市基幹施設や土地利用の概略的な配置計画を都市全体について定めておき、個々の地区を開発するゾーニングという手法などや施設の都市計画の構成要素として、都市基幹施設や公共公益施設の配置計画、また緑地には公共公益施設における植栽地等で使用されるほか、設備の場合などで使用される。

この用語は、このほかには学校配置計画といった自治体規模の施設計画の、そして配属案検討の意味合いでの使用方法があり、集積回路設計の一工程にも配置計画(フロアプラン)がある。

配置計画を示した図面を「配置図」と呼ぶ。

配置計画の例

  • PAエンジニアが行うスピーカーの配置計画
  • Sequence-pair - 集積回路設計の一工程である配置計画(フロアプラン)での利用を目的として開発
  • 集積回路設計配置計画
  • 成田国際空港 航空会社再配置計画
  • 配線用差込接続器の配置計画
  • コントロールスウィートの基本配置計画・コントロールルームの配置計画
  • ポラリスSLBM分散配置計画(アメリカ
  • 学校の、教室配置計画
  • 学校再配置計画 - 教育委員会による公立高等学校適正配置計画、中学校適正配置計画、小学校再配置計画(これに伴い廃校になるケースも)など
  • 電源開発発電所配置計画 - 見直しに伴い改めて経済産業省に原子炉設置許可申請
  • 小島 (愛媛県)軍事施設配置計画
  • LANパーティー配置計画
  • ボザール様式芸術作品としての住宅配置計画
  • 柏の葉施設配置計画
  • 鉄筋コンクリート構造による柱の配置計画
  • 福島第一原子力発電所#配置計画
  • 応急仮設住宅団地における配置計画
  • ターミナルビルなどの配置計画
  • 学校建築のクラスター型教室配置計画
  • キャンパス配置計画
  • 都市や敷地における施設配置計画
  • 幹線道路の配置計画
  • 新市街地の配置計画
  • 緑地配置計画
  • モダニズムの合理的手法による建物の配置計画
  • 総合病院施設整備配置計画
  • 中央港業務センター配置計画
  • 都市の通りの配置計画
  • 工場・工業地帯全体の配置計画

など。

参考文献

  • 宮元健次 建築の配置計画―環境へのレスポンス 学芸出版社 2002 ISBN 4761522836 ISBN-13: 978-4761522834
  • 都市機能の地域的配置に関する調査 国土計画協会 1967 ASIN: B000J9MXYS

関連項目


配置計画

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 07:31 UTC 版)

福島第一原子力発電所」の記事における「配置計画」の解説

1号機選定した際、スペインにて先行して工事進められていた同型炉の計画活用したが、モデルとなったサンタ・マリア・デ・ガローニャ原子力発電所1号機内陸にあり、契約業務並行してプラントレイアウトについて検討進められた。その結果、海側にタービン建屋設置し、その脇の山側原子炉建屋主変圧器などを設置することとした。事務本館タービン建屋中村側に設置し1、2号機用超高圧開閉所は両ユニット山側標高35mの台地上に設置した。なお、1号機周辺敷地上記標高30ないし35mの台地掘削し標高10mで整地された。東京電力企画した「黎明」という宣伝映画では掘削時の映像収められている。原子炉建屋など重要度の高い建物岩盤直接支持させるため(岩着、後述であったが、津波可能性下記に示すように建設当初より、一定のレベルまでは考慮していた。整地レベル津波対策に必要とされた敷地高さ4m上回る10mとなったが、この高さが最もコスト低減するめだった下記別節にて詳述)。 『東芝レビュー1969年1月号にて一木忠治述べているように、整地レベルこれら建屋どのような位置関係配置するかについても幾つかのパターン考えられている。高城真当時東京電力原子力電気機械課)によると、タービン建屋復水器冷却水取水放水考慮して出来るだけ海岸に近いところに設置し、本発電所では「タービン発電機の軸を海岸線と平行にし横から復水器冷却海水取り入れ山側タービン建屋隣接して主変圧器を置き、発電機から主変圧器までのアイソレ母線短くし、さらに山側にある開閉所までの電力ケーブル短くなるよう配慮」した。 なお、2号機3号機の間には施工管理、運転管理上20mの空地設けられた。 また、発電施設海岸沿いに設けているため、元の海岸線からどの程度海側に突き出すかについても検討され下記の3案を比較した。 a1案:敷地全体陸上部配置:84.3億円(土工費+取水設備費+港湾費) a2案:原子炉建屋タービン建屋等は陸上部配置し取水設備埋立部に配置:78.9億円 a3案:原子炉建屋タービン建屋プラント敷地全体埋立部に配置:84.0億円 この結果a2案が最も安価であったので採用された。

※この「配置計画」の解説は、「福島第一原子力発電所」の解説の一部です。
「配置計画」を含む「福島第一原子力発電所」の記事については、「福島第一原子力発電所」の概要を参照ください。

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