鄭和の船団に関連する人々
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鄭和(演:羅嘉良(中国語版)) 朱棣(永楽帝)に仕える内宮太監。巡洋正使欽差総兵官。永楽帝の後見のもと、中国史上空前の大航海事業を行う。 宋蓮芯(演:余小雪(中国語版)) 鄭和の義姉。宋天の母。徐王妃の侍女であったが、胡誠に見初められ、その妾にさせられ、宋天を産んだ。宋天を産んだ後は、世俗を避け、ひっそりと安らかに暮らし、やがて姚広孝に弟子入りした。信心深い性格で、思いやりの心が厚い。鄭和とはプラトニックな関係である。鄭和の第7回の航海に随行。 王景弘(中国語版)(演:李大光) 少年時代からの鄭和の友人。靖難の役の前後で、鄭和や朱棣に盛んに協力した。鄭和の船団の副使兼副総兵→欽差総兵→奉使西洋副使。 呉宣(演:孫強(中国語版)) もと長江水師。将軍。靖難の役において、燕王軍の南京攻めに貢献。その後、鄭和の船団の副使兼副総兵→欽差総兵→奉使西洋副使となった。鄭和に対する度々の裏切り行為や讒言を行い、一時は莫干島(モルティブ)に置いてけぼりにされたが、運よく生き永らえ、船団に復帰。漢王・朱高煦と結託しており、第7回の航海においてクーデターを起こそうとしたが失敗。宋天らに誅殺された。欲深い性格で、財と女に目がない。 南軒公(演:董子武) 燕王時代の朱棣(永楽帝)の参謀。鄭和の師匠。朱棣と別れた後、各地を遊歴するも、陳祖義に捕らわれ、殺されそうになる。運よく難を逃れた後、旧港にて鄭和と再会を果たし、鄭和の船団に加わり、豊富な海洋渡航知識を駆使して、鄭和の参謀的な存在となる。 施進卿(演:呂一丁) 南洋の大海商。燕王軍の南京攻めに際し、資金援助を行う。鄭和の大航海にも度々協力し、的確な助言を与え、その大きな支えとなった。 宋天(演:林堅) 宋蓮芯と胡誠の息子。鄭和の義理の息子。第2回目以降の鄭和の大船団に随行。百戸長→千戸長→都統。第6回の航海にて、莫干島に残る。その後、呉宣によって殺されそうになるが、運よく難を逃れる。第7回の航海において義父の鄭和や母の宋蓮芯と感動的な再会を果たし、呉宣を誅殺する。 裘広徳(演:董丹軍) 鄭和の艦隊に随行する商人。第1回の航海にて、硫黄を大量に買い占め、明国内の疫病に乗じて莫大な財を成したが、永楽帝にその罪を問われ、財を没収された。第4回の航海にも随行し、ホルムズで外国人たちと商売を行った。その後、外国人商人や使者を無断で自身の宿に泊めたことを糾弾されたが、寛大な処分を受け、信遠会館吏目・従七品となった。やがて、朱高熾(洪熙帝)の腹心となり、漢王・朱高煦の謀反の密告や、鄭和の弾圧などに暗躍する。
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