都条例による禁煙問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/10 08:58 UTC 版)
「ビア&カフェBERG」の記事における「都条例による禁煙問題」の解説
店内喫煙可(店舗が狭いため分煙設備なし)として長年営業してきたが、2010年(平成22年)に株式会社ルミネから「健康増進法および東京都条例に基づき、ルミネは館内全面禁煙とする方向で検討している」と通知があった。 これに対し井野は自店ブログで「条例についてはよくわからない」「健康増進法には罰則がない」と述べ、「多様性の尊重」を訴えたり、「ホームレス排除と同じ論理」「タバコより放射能や化学調味料などの化学薬品が有害」などと主張して真っ向から反論。ルミネの姿勢は「見たくないものを見えなくしようとしている」として批判した。 同2010年11月30日、井野は株式会社ルミネに対し「全面禁煙は営業に重大な支障をきたす」「ベルクのある場所はそもそも構造的にルミネ館内ではない」と述べてこれを拒否、「コーヒーと酒とタバコがセットなのは文化」「大麻の規制と同様に考えるのはおかしい」などと反論を述べた回答文書を返送した。 2018年9月、ベルクで飲食した女性客が、Twitterで「ベルクが禁煙でなかったため副流煙を吸ってつらかった」という趣旨のツイートを書き込んだ。女性客はベルクが禁煙でないことを知らずに店を訪れ、また当該ツイートは個人の感想・つぶやきとして書き込まれたもので「食事は美味しかった」と締めくくられており、クレームと言えるほどの内容ではなかった。にもかかわらず、店長の井野が長文リプライ(井野が自身のFacebookに掲載した文章など)を送り、その後もFacebookやTwitterで度々女性客に対する批判的な発言を繰り返したことでベルクの常連客にも騒動が飛び火し、女性客を「モンスタークレーマー」呼ばわりしたり、一部の常連客が女性の顔写真をTwitterに晒したりしたことで「炎上」状態となった。 2020年(令和2年)4月1日、東京都受動喫煙防止条例と受動喫煙防止対策を強化した改正健康増進法が全面施行。2人以上が利用する場所では原則的に屋内禁煙と定められ、基準を満たす喫煙室(分煙設備)を設置しない飲食店では喫煙できなくなった。これに伴い、同日よりベルクも全席禁煙となった。
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