農業試験場の業務
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/06 01:29 UTC 版)
農業試験場の業務には、大きく分けて以下の6点がある。 農作物の新しい品種を作ったり、育てたりする。 効率的な生産の技術を開発する。 農作物の品質を保持する技術を開発する。 害虫を防いだり、病気にならないようにしたりするための技術を開発する。 作物のよくできる土作りの技術を開発する。 新しく開発した技術を農家に広げる。 具体的には、(1)農業の生産性向上と持続的発展を図るための水田・畑輪作、自給飼料を基盤とした家畜生産、家畜衛生、高収益園芸、持続的生産等に関する技術体系の確立、(2)農業の生産基盤や農村生活環境の整備・管理、農地・農業用水等の地域資源の保全管理、及び農業・農村の多面的機能の発揮のための技術等農村の振興に必要な研究の展開、(3)食の安全・消費者の信頼確保、健全な食生活の実現を図るための農産物や食品の安全性確保、機能性の解明、食品の品質向上と新規利用加工に関する技術の開発、(4)研究開発の成果をはじめ高度な農業技術や経営管理手法等の教授による農業の担い手の育成、(5)次世代の農林水産業の展開と新たな産業の創出を図るための民間企業、大学、独立行政法人等が行う生物系特定産業技術の研究開発に対する支援、(6)農業機械化促進のための高性能農業機械等の開発改良及び検査・鑑定、といった業務が行われている。
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