観光列車「めでたいでんしゃ」
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「南海7000系電車」の記事における「観光列車「めでたいでんしゃ」」の解説
南海電鉄では2014年11月から加太線沿線の魅力を発信するプロジェクト「加太さかな線プロジェクト」を進めてきていたが、その一環として7100系ワンマン車1編成 (7187F)を、加太を代表する海の幸「鯛」をモチーフにした観光列車「めでたいでんしゃ」にリニューアルし、2016年4月29日より運行を開始した。このめでたいでんしゃは「加太の鯛」と「淡嶋神社の縁結び」をイメージし、乗るだけでおめでたい気分になる電車、ずっと乗っていたくなるような愛(め)でたくなるような電車、「おめでたい」と「愛でたい」が出会って生まれた電車をコンセプトにしている。内装デザインは魚が車内を泳ぐイメージを表現し、優しさと温かみを感じる車内にした。外装デザインは「加太の鯛」をイメージしたうろこ柄をシンプルに表現し、ピンクを基調とした塗装に変更した。 2017年10月7日から、2編成目となる水色の編成(7167F)が運行を開始した。2018年3月3日から4月8日まで、一般公募で2列車の愛称が募集され4月26日に公表された。それぞれの愛称はピンク色が「さち」、水色が「かい」に決定した。両者の名前を合わせると「海の幸」になり、加太沿線の豊かな海を表している。 また、2018年11月には南海電鉄HPより、「さち」「かい」が正式に結婚することが発表され、同月23日には加太駅構内で結婚イベント『めでたいウェディング』が開催された。翌2019年1月26日には「さち」「かい」の2編成を連結し、『新婚旅行』と銘打って「めでたいでんしゃ」化後初となる難波への入線を果たした。 2019年3月には2人の子供として赤色の編成(7197F)が登場することが発表され、同年3月31日に営業運転を開始した。同年7月25日、同編成は「なな」の愛称が与えられた。3編成の「めでたいでんしゃ」の愛称の頭文字を連ねると「さかな」となる。同編成は2021年7月22日から12月末まで(予定)、コラボレーションによりすみっコぐらしのラッピングが追加されている。 2021年8月には4編成目として黒色の編成(7195F)が登場することが発表され、「かしら」の愛称も同時に決定した。同編成は和歌山市出身のミュージシャン・HYDEとのコラボレーション企画として、車内にはHYDEのシルエットやロゴマークも施される。同年9月17日に試乗会を行い、翌18日から営業運転を開始した。なお、「かしら」は「さち」の兄という設定になっている。 めでたいでんしゃ「さち」 めでたいでんしゃ「かい」 めでたいでんしゃ「なな」 めでたいでんしゃ「かしら」
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