観光列車「ながまれ海峡号」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 17:31 UTC 版)
「道南いさりび鉄道」の記事における「観光列車「ながまれ海峡号」」の解説
道南いさりび鉄道ではながまれ号を「地域情報発信列車」と呼称し、定期的に観光列車「ながまれ海峡号」として運行している。「ながまれ」とは、道南地域の方言で「ゆっくりして」または「のんびりして」を意味しており、海峡は東南側を臨む車窓から見える津軽海峡を指す。内装はクロスシートの上部にヘッドレストを設け、クロスシートの間に道南杉を使用したテーブルが置かれている。定期列車のほか、日本旅行が企画・商品造成・サービス提供の全てを手掛ける予約式の観光団体列車としても月に1-2回運行されており、観光団体列車の場合は函館駅 - 木古内駅間を往復4時間程度と通常の2倍の時間をかけてゆっくり走る。車内では沿線の提携レストランで調理された食事が提供されるほか、茂辺地駅のホームでの海産物バーベキューや、上磯駅での立ち売り実演販売などが行われる。2017年1月には「赤い風船『観光列車・ながまれ海峡号に乗ろう』」として「鉄旅オブザイヤー」2016年度グランプリを受賞した。 「ながまれ号」以外を含めたキハ40形9両の改造に要した総経費は約3500万円で、観光列車は既存車両からの改造でも億円単位かかることが多い中、「ながまれ号」は安い改造費や沿線の協力による演出から「日本一貧乏な観光列車」と呼ばれることもある。
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