視覚スタイル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/16 04:31 UTC 版)
「Microsoft Windows Vista」の記事における「視覚スタイル」の解説
Windows Vistaには5つの視覚スタイルが含まれている。 Windows Aero 詳細は「Windows Aero」を参照 Windows Vista の主要な特徴を引き出すスタイル。Windows Aero対応のグラフィック プロセッサを実装するシステムの特典として利用が可能となる。ウィンドウの外枠やタスクバー、スタート メニューを曇りガラスのように透過し(Aero Glass;エアログラスと呼ばれる)、更に以下の機能が付け加えられる。Windows フリップ - AltキーとTabキーを押下することでアクティブ ウインドウを切り替える機能。従来は各ウインドウのアイコンとタイトルが表示されるのみだったが、Desktop Window Managerによってウインドウの内容が縮小表示され、より目的のウインドウを選択しやすくなった。 Windows フリップ 3D - WindowsキーとTab キーを押下、またはタスクバーにあるクイック起動ツールバー上の「ウィンドウ スイッチャ」アイコンによってウインドウを 3D回転として一覧表示する機能。 なお、ウィンドウを最大化している場合は透過機能は利用出来ず、キャプションとタスクバーは黒色で表示される。Windows Aero のすべての機能を利用するには、Graphics Processing Unit (GPU) のドライバがWindows Display Driver Modelに準拠している必要がある。 Windows Vista スタンダード Home Basicでのみ提供され、Windows Aeroの機能限定版にあたる。Windows Aeroと同様に、Desktop Window Managerを用いており、デザインはWindows Aeroと同一であるが、半透明効果やフリップ機能は利用できない。上位エディションでは提供されないものの、透明化機能は設定によって有効無効の切り替えができる。 Windows Vista ベーシック Starterで標準のテーマである。キャプションが青みがかった乳白色、タスクバーとスタート メニューが黒色で表示される。ウィンドウ右上の最小化・最大化/元に戻す・閉じるボタンがWindows AeroやWindows Vistaスタンダードと若干異なっている。Windows Display Driver Modelに対応していない、もしくはWindows Aeroを実行するのに十分な性能のないGPUを持つシステムやAeroインターフェイスと互換性のないプログラムを起動している間は強制的にこのテーマに変更される。また、通常時はWindows AeroまたはWindows Vistaスタンダードを利用している状態で、一時的にDesktop Window Managerが無効化された場合も、このテーマに変更される。 Windows スタンダード / Windows クラシック スタンダードはWindows 2000/Meと、クラシックはWindows 98/95/NT 4.0と同色のクラシック スタイルとなる。 Windows Aeroが動作できる環境であれば、Windows Aeroを有効にすることで、これまでCPUが行ってきたユーザインタフェースの描写処理をより高度な処理ができるGPU側で処理するようになり、相対的にCPUへの負荷が低減されるため全体的な処理能力が向上する。 エディションによる視覚スタイルWindows AeroWindows Vista スタンダードWindows Vista ベーシックWindows スタンダード / クラシックUltimateあり なし あり あり Enterpriseあり なし あり あり Businessあり なし あり あり Home Premiumあり なし あり あり Home Basicなし あり あり あり Starterなし なし あり あり
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