薬効・料理
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/27 02:51 UTC 版)
茎葉がハーブとして使われ、野菜としての旬は4 - 10月といわれている。茎葉は濃い緑色で、葉が新鮮なものが良品とされる。香辛料や精油として用いられている。精油やエキスは沈静、抗不安、制淫の目的で使用されている。 血流促進・血圧降下作用があり、筋肉痛や頭痛、不眠にも効果があるとされる。不安や不眠解消、ストレス緩和に、ハーブティーにしてよく飲まれている。葉からとれる刺激性のあるエッセンシャルオイルは、リウマチ痛、歯痛、消化不良にも効くとされる。強壮効果を期待した入浴剤としても使用される。 料理では、俗に「肉のハーブ」とよばれる。甘い香りとほろ苦さは肉と相性が良く、ソーセージやパテ、鶏や豚のローストなどあらゆる肉料理に用いられる。トマトやチーズと良く合い、イタリア料理ではポピュラーなハーブである。オレガノとは近縁で、香りは似ているがマジョラムのほうがマイルドだといわれている。調理するときに長時間加熱すると香りがとんでしまうため、料理の仕上げに加えて軽く加熱する程度で使われる。 肉料理の他にも、ピザ、トマトソース、バターソースなどによく利用され、野菜、魚、甲殻類などにも使うなど利用は幅広い。
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