薬効予測診断による患者層別化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/20 04:31 UTC 版)
「コンパニオン診断」の記事における「薬効予測診断による患者層別化」の解説
がん分子標的薬であるゲフィチニブ(商品名イレッサ)は、上皮成長因子受容体 (EGFR) のチロシンキナーゼに対する選択的阻害活性を持ち、非小細胞肺がんの治療に用いられる。このがんにはゲフィチニブ感受性変異があることが知られており、感受性変異を持つ非小細胞肺がんで高い治療効果が見られることが明らかとなった。これに伴い、2011年11月25日のイレッサ添付文書改訂にて「EGFR遺伝子変異陽性の手術不能又は再発非小細胞肺癌」と適応症が改められ、がん組織の投与前遺伝子診断が必要とされた。
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