薬効機序
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/12/11 09:39 UTC 版)
ブリモニジンはα2アドレナリン作動性アゴニストである。α2アゴニストは、Gタンパク質共役型受容体の活性化を介して、アデニル酸シクラーゼの活性を阻害する。 これによって細胞内C-AMP濃度を低下させ、毛様体からの房水の産生を減少させる。α2アドレナリン作動性アゴニストは中枢性には交感神経を抑制するが、末梢性には血管収縮をもたらす。この血管収縮によって急激に房水の産生が抑制されるとされる。一方、ぶどう膜強膜流出路(後方流出路とも呼ばれる)と呼ばれる房水の排出の増大は、アドレナリン作動性神経刺激によるプロスタグランジンの増加によって説明できるとされる。プロスタグランジンの増加により毛様体が弛緩し、ぶどう膜強膜流出路からの房水の排出が増えると考えられている。
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