著書『朝鮮戦争 金日成とマッカーサーの陰謀』とは? わかりやすく解説

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著書『朝鮮戦争 金日成とマッカーサーの陰謀』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 05:32 UTC 版)

萩原遼」の記事における「著書『朝鮮戦争 金日成とマッカーサーの陰謀』」の解説

渡米した際、米国公文書館資料朝鮮戦争のとき、米軍没収した朝鮮労働党朝鮮人民軍などの資料)を3年かけて調査し、『朝鮮戦争 金日成マッカーサー陰謀』を著した同書で、朝鮮戦争北から仕掛けたことを明らかにした。 佐々木春隆(防衛大学校教授)は、「厖大な北の内部資料駆使されてのわが国初めての偉大なる大傑作に最高の敬意表します。北の文献によって北の行動証明されたのは初めてですし、関心をもつものの長年亘る希望叶えて下さったからです」と評した小此木政夫は、「本書圧巻戦争準備され開始されるまでを描写した第5章から9章である。たとえば第5章の『戦争準備』では、国共内戦参加した中国在住朝鮮人部隊(3個師団)が帰国し北朝鮮軍主力部隊として再編され模様追跡されている。毛沢東朱徳林彪らは、この部隊が何に使われる明確に認識していた。ソ連だけでなく、中国戦争共犯者だったのである。また第6章では、南進前段階38度線近くでの『夏期戦闘文化訓練』として整えられ兵士砲弾次々と南に移動していく様子描き出されている。さらに第7、89章では、北朝鮮軍第6、第3第2師団それぞれ開城-汶山、東豆山-抱川春川向けて攻撃開始するまでの経過克明に追跡されている」と述べた桜井浩(久留米大学教授)は、「北朝鮮資料によって朝鮮戦争真実追求した本書の意義大きい。おそらく、北朝鮮当局公開しないかぎり、これ以上資料入手できないであろう今後朝鮮戦争北朝鮮関連論じようとすればかならず本書参照しなければならないであろう本書朝鮮戦争研究にたいして行ったもっとも重要な貢献はこの点であると思われる」と評した元朝鮮人民軍第6師団政治保衛部責任軍官元朝鮮人民軍初代歴史記録部長崔泰煥は、自分属していた第6師団文書多数引用され、そのなかに親し戦友の名があり「感慨無量で私は一人泣きました」と長文の手紙を寄せた

※この「著書『朝鮮戦争 金日成とマッカーサーの陰謀』」の解説は、「萩原遼」の解説の一部です。
「著書『朝鮮戦争 金日成とマッカーサーの陰謀』」を含む「萩原遼」の記事については、「萩原遼」の概要を参照ください。

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