花冠竜の世界の国
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/09 16:13 UTC 版)
※統治者は花冠の竜の姫君の時代による。 星の都(クリサンリィン) 国王(名前未出)と月の都出身のデジー妃により統治される。良質の日鉱石を生む星の谷を有する土地だが、知名度が低いので日鉱石と聞くと人々は大抵「氷の都」産だと思ってしまう。谷の奥に住む「伝説の魔物」にして守護神と呼ばれる巨大な眠眠蛙ビアンダン(国王が「彼女」と呼ぶことから雌らしい)により守護されている。 花の都(ギルディリエック) エスター王により統治。王妃は英国出身のリゾレット・モーガン。空を覆う黄金の花・ライトルーアにより照らされる輝ける土地。しかし、下層にはギリアドン蛇という凶暴な獣が巣くっている。リゾレットが迷い込んだ当初、ギルアドン教が横行していたが、エスターにより追放され政教分離が行われた。 月の都(シェリダン) デジー妃の父方の従弟ユーディス・アキロン王により統治。月の湖を有する地形を利用した竜族の飼育が盛んな国。毎年、大花冠竜祭りが行われ騎竜の競売などが催される。 氷の都(ベンジュラ) ガーデルー王により統治。経済は日鉱石の輸出のみにたよっており、鉱山の枯渇により大打撃を受けている。国王の乱心と反対しながらも結果的に加担してしまった王弟が「星の都」侵略と国王夫妻誘拐という大罪を犯したため、首謀者は捕縛され「花の都」を筆頭とする七都市連合の監視下に置かれる。 高地の都(コースター) フローリオ王により統治。女性にとってとても住みやすい土地とされている。特産物は絹織物など。 石の都(ナイティア) 先王の忠臣であったノアル王と先王の娘であるファリフィン王妃により統治される。特産品は名のとおり石。建築用の石材から宝飾用の貴金属まであらゆる石を輸出している。 中洲の都(ギャルテン) 名のとおり河川の中洲に存在し、国というには小規模。指導者はツムラムルム。経済は優れた彫金と鍛冶の技術により成り立っている。 森の都(ル・フェイルン) 現在は廃墟。嘗ては国民から搾取した重い血税により一見して豊かに見え、凡庸な国王と野心に燃える王子アヴィヴァンが君臨していた。しかし、アヴィヴァンによるリゾレット誘拐とエスター暗殺未遂事件の折、国王は花の都を裏切った月の館の主と共に捕えられ、アヴィヴァン自身もまた度重なる陰謀の果てに命運尽きて魔法の民である処刑人らにより永生の刑に処され、事実上、国は滅亡した。しかし、先代の金冠樹の王の残した夢の実の力で弟の息子ヒースホーク・ル・フェイに憑依してアヴィヴァンは災いを齎すが、再び封印された。 金冠樹の森(ディングル・ディナリーナ) 夢の王ユーリックが統治するリージョン。辿り着くにはリボン運河を越えなくてはならない。 虹の都(ブリジグ) エスター王の母親である前王妃ヴィオリアの故国。
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