自転車タクシー・歩行者・自転車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/12 14:57 UTC 版)
「ニューヨーク市の交通」の記事における「自転車タクシー・歩行者・自転車」の解説
ニューヨーク市のサイクリングは、急速に成長している移動手段である。2009年には1日に20万人の市民が自転車に乗ると推定され、約655,000回の移動が毎日行われている。 ニューヨークでは、米国で最大のレクリエーション・サイクリング・イベントであるファイブ・ボロ・バイク・ツアー (Five Boro Bike Tour) が開催されている。これはマンハッタンからスタートしブロンクス、クイーンズ、ブルックリンを経由しスタテンアイランドまでの42マイル(68キロメートル)を自転車で移動するもので、アップダウンが少なく気軽に参加できることから毎年約3万人のサイクリストが参加している。 毎年500人以上の人が自転車タクシーの運転手として働いており、2005年には100万人の乗客を輸送している。市議会は2007年に2度の投票を行い、自転車タクシーの所有者および運転手にライセンスを与え、325の自転車タクシーの運行を許可した。しかし、この運行許可はニューヨーク市自転車タクシー所有者協会が訴訟を起こしたため効力を発揮しなかった。最終的に943の自転車タクシー事業者の運行許可が、2007年の法律の欠点に対処した2番目の法律が可決された後、2009年11月に発行された。今日、自転車タクシーは、午後のラッシュ時に中央のビジネス地区内のエコな輸送と渋滞を避ける素早い移動のためにミッドタウンでの需要を満たしている。 徒歩と自転車での移動は、市内の移動のための全移動手段のうち21%を占めている。2000年には、ニューヨークがアメリカ国内の大都市で徒歩での通勤者が最も多い都市となり、全ての通勤者に占める割合は5.6% (517,290人) であった。比較すると、歩行通勤者が2番目に多い都市であるボストンでは全ての通勤者のうち4.1%、119,294人が徒歩で通勤している。 シティバンク、エヌ・エイは、2013年の夏に市の自転車シェアプロジェクトで貸し出すことになるシティバイク6,000台の導入を支援した。クイニピアック大学が実施した調査によると、ニューヨーク市民の過半数がこのプロジェクトを支持していた。
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