職種別3組合
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/27 14:16 UTC 版)
乗員組合や客室乗務員組合、機長組合などの職種別に分かれた自主系組合は、労働者の権利を保護するために共同歩調を取り、いわゆる「日航5労組」として活動してきた。これらの組合は「アカ組合」と呼ばれていた。 日本エアシステムの吸収合併にあたり、「日本航空ジャパン労組(旧JAS労組)」などが加わり、旧「5労組」は「8労組」と増加したが、2006年9月に「日本航空客室乗員組合」と「日本航空ジャパンキャビンクルーユニオン」が、また2010年5月に「日本航空労働組合」と「日本航空ジャパン労働組合」が、6月に「日本航空乗員組合」と「日本航空ジャパン乗員組合」が、2017年4月に「日本航空乗員組合」と「日本航空機長組合」がそれぞれ組織統一を行い、現在の3労組となった。なお、これらの自主系組合を纏める組織として「JJ労組連絡会議」がある。また、これら3労組は「航空労組連絡会」に加盟している。 自主系組合は、組合員の賃金、労働条件の向上、労働者の保護と職場の安全向上を目標としており、経営状況への配慮が低かったとの評価があり、また、同じ職種同士ですらその地位により組合が分裂、対立しており、常に同じ方向を向いていないという評価もあった。ストライキ権を盾に闘争を行ってきたことから、「日本航空の経営不振や経営破綻の原因の1つ」と言う意見もある。 @media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}外国人客室乗務員を法律上組合員にはできないにせよ、彼らの声などを、経営陣に届けてきたとの意見もある。[要出典] 日本航空労働組合(当時)の小倉寛太郎は、「沈まぬ太陽」の主人公・恩地元のモデルになった人物の一人。 日本航空ユニオン (日本航空労働組合と日本航空ジャパン労働組合が組織統一、JALU 前身の日航労組は1951年から存在する第一組合)構成員:地上社員 組合員数:472人(2015年3月31日現在) 日本航空乗員組合 (日本航空乗員組合と日本航空機長組合が組織統一 JFU)構成員:地上社員(元運航乗務員)・運航乗務員 組合員数:1742人(2015年3月31日現在) 日本航空キャビンクルーユニオン (日本航空客室乗員組合と日本航空ジャパンキャビンクルーユニオンが組織統一 CCU)構成員:客室乗務員 組合員数:367人(2015年3月31日現在)
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