職員による不正アクセス事件
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「ガンホー・オンライン・エンターテイメント」の記事における「職員による不正アクセス事件」の解説
2006年(平成18年)7月19日、いわゆるゲームマスターと呼ばれるゲーム内の不正の取り締まりを担当していた当時の職員が、2005年(平成17年)10月から2006年(平成18年)3月までの期間、直属上司のアカウントを盗み取りラグナロクオンラインの管理サーバーに侵入し、不正に作り出した仮想通貨(ゲーム内通貨・ゼニー)をRMTで現金に換え約1400万円の利益を得ていたとして、不正アクセス禁止法違反の疑いで警視庁に逮捕され、職員は同日付けで懲戒解雇された。同年9月末に当該事件の初公判が行われ、同年10月24日に結審。懲役1年、執行猶予4年の有罪判決となった。これを受け同年11月6日、元職員を相手取り損害賠償請求を目的とした民事訴訟の提起を発表。即日東京地方裁判所に提訴しこれを受理。2007年(平成19年)10月23日、元職員はガンホー社に対し330万円の支払いを命じる判決がされた。しかし、ガンホー社はこの判決結果を不服として控訴。2008年(平成20年)3月13日に東京高等裁判所にて控訴審判決がされ、元職員はガンホー社に対し550万円の支払いを命じられた。しかしながらガンホー社はこの判決結果も不服として最高裁判所に上告したが、同年7月17日に不受理決定がされ、一連の民事訴訟の判決が確定した。 2006年7月20日発表、事件発生時のプレスリリース(外部リンク) 2006年7月31日発表、再発防止策のプレスリリース(外部リンク) 2006年11月6日発表、元職員に対する民事訴訟提起のプレスリリース(外部リンク) 2007年11月2日発表、民事訴訟の判決に関するお知らせ(外部リンク) 2008年3月17日発表、民事訴訟の判決に関するお知らせ(外部リンク) 2008年7月17日発表、民事訴訟の結果に関するお知らせ(外部リンク)
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