職員による不正行為
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/04 03:34 UTC 版)
「連合国救済復興機関」の記事における「職員による不正行為」の解説
救済物資を闇市場に流して不正な利益を得ている職員が多く発見された。殊に難民再定住計画に従事するUNRRA職員は緊急かつ大量に必要とされたことから、好ましからざる者が採用される余地があったのである。米国の調査によると、UNRRA物資は中国、ギリシャおよびポーランドにおいて大規模に横流しされていた。 UNRRAの公式報告は、職員による不正の事実を率直に認め、次のように述べている。 「UNRRAによって直接に取り扱われた資源に関する限りでは、外部の会計検査官及び外部の委員会の調査は、贈収賄及び資金の横領は無視できる程度のものであるということを示している。実際にあった誘惑と機会にもかかわらず、また急いで採用された数千名の職員の中に不正な者がいたという事実にもかかわらず、これは驚くには当たらない。何となれば、UNRRAは多くの予防的措置を講じたからである」
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