群雄社を経て『ロリコンHOUSE』監修
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その後、アリス出版から派生した群雄社出版で官能小説家兼エディター兼カメラマンとして活動し、同社では4冊のロリータ官能小説を上梓したほか『ロリコン大全集』『街には女の子たちがいっぱい』『ありす』『アリス倶楽部』などロリコンムックの編集にも携わる。群雄社倒産後は読み物中心のロリータ総合誌『ロリコンHOUSE』(三和出版)を創刊号から監修し「処女太り」という女子中高生が女性ホルモンの関係で思春期の一時的に太っている状態を指す造語を提唱する。またこの頃、ロリータアイドルの山添みづきを世に送り出し、一方でアンティーク少女・少年写真のコレクターとしてポストカードコレクション写真集『セピア色の少女たち』(シティ出版)の監修を手がけるなど叙情的な美意識も垣間見せた。 1989年の『ロリくらぶ』廃刊後も『アリス・クラブ』(白夜書房→コアマガジン)などに官能小説を連載していたが、ほどなくエロ本業界の第一線から退いて東南アジアを放浪し、この時の経験を活かしてエスニック雑貨屋「えすの屋」を1993年に開店する(伊豆高原駅ビルなどにも数店をかまえた)。この時期は「やまだひろなが」名義で『アジア雑貨屋さんの仕入れ術』(情報センター出版局)、『面白いほどよくわかるタイ裏ワザの旅』(海竜社)、『史上最強のタイみやげ』(旅行人)などの関連書籍を出版している。 現在は伊豆半島中北端の衛生業界最大手企業(静岡県三島市および伊豆の国市で環境浄化や水道設備などを手掛ける)を父母から継承し、会社は部下に任せて趣味に明け暮れる悠々自適の生活を送っている。 川本耕次名義の著書に『ポルノ雑誌の昭和史』(ちくま新書)がある。同書の帯コピーは「エロ本屋は、永遠に勝てない闘いを続けるゲリラである」。
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