美術館線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/29 15:10 UTC 版)
玉30:二子玉川駅→吉沢→玉川病院→吉沢→二子玉川駅 玉31:二子玉川駅 - 吉沢 - 岡本三丁目 - 成育医療研究センター前 - 成城学園前駅 玉31:二子玉川駅 - 吉沢 - 岡本三丁目 - 成育医療研究センター(早朝夜間のみ運行) 玉32:二子玉川駅→吉沢→岡本三丁目→成育医療研究センター→美術館→二子玉川駅 用21:用賀駅 - 用賀地区会館 - 関東中央病院 用22:用賀駅 - 用賀地区会館 - 関東中央病院 - 美術館 直行:用賀駅 - 美術館(特別展示における増発時等に運行) 系統番号なし:用賀駅 - 上用賀三丁目 - 岡本三丁目 - 成育医療研究センター前 - 成城学園前駅 美術館線は、コーチ自由が丘線に次ぐ都内2番目の「東急コーチ」(デマンドバス)として、世田谷区の要請を受け開業した路線である。1987年(昭和62年)3月27日に二子玉川園駅 - 美術館で運行を開始した。当初は玉川病院・NHK技術研究所・大蔵病院(現・成育医療研究センター)の3停留所は、乗客の要望に応じて運行するデマンドルートとなっていた。 コーチ美術館線の開業以前には「美術館線」として 玉09:二子玉川園駅 - (無停車) - 美術館 用01:用賀駅 - 美術館 の2系統が運行されていたが、コーチ線の開通によりまず玉09が廃止となり、その後利用者が少ないことから1988年頃に用01も廃止された。 コーチ美術館線はその後、1989年(平成元年)4月1日から二子玉川園駅 - 美術館 - 用賀駅と延伸され、新たに関東中央病院が迂回ルートとして設定され、玉川病院は終日運行ルートに格上げされた。しかし全線を通しての利用や美術館を跨いでの利用が少なかったことから、1990年代中盤に美術館を境に系統分断された(迂回ルートは変更なし)。 さらに2001年(平成13年)3月1日にはデマンド機能を廃止して一般路線化され、従来は迂回ルートであったNHK技術研究所・成育医療センター・関東中央病院へは終日運行されることとなり、逆に美術館への運行は開館時間帯(このうち二子玉川駅発は日曜・休日のみ)に限られることとなった。ただし用22は世田谷美術館での特別展や砧公園でのイベント開催時には増発運行されることがある。また多客時には大型車による用賀駅 - 美術館直行系統が運行されることもある。 玉32は当初、二子玉川駅 - 成育医療センター - 美術館の往復運行であったが、2003年9月21日より二子玉川駅→成育医療センター→美術館→二子玉川駅の循環運転に変わっている。 玉31・玉32系統は、車両は東急コーチ時代から9mクラスの中型車(エアロミディMK、ツーステップ車)が就役しており、一般路線化されてからも玉川病院付近の起伏が激しく、極めて狭隘な区間を持つことから引き続きコーチ車を充当していた。その後2011年(平成23年)にコーチ車の代替として小型車の日野・リエッセが導入され、しばらくは同車に統一されていた。 2019年9月1日より、玉31・玉32の両系統が玉川病院を経由しなくなり、代替として玉30系統が新設された。玉30系統が新設された2019年9月1日のダイヤ改正より、小型車は玉30のみになり、玉31・玉32は小型車以外も使われるようになった。 2021年4月1日から前日3月31日に弦巻営業所所管の都立01系統が運行を終了したことに伴い、岡本三丁目~成育医療研究センター間で並行する玉31系統は、成育医療研究センター~成城学園前駅間を延伸した。この際、早朝夜間の成育医療センター折り返し便および美術館行きの便を除き、成育医療研究センターでは世田谷通り上のバス停を使用することになった。一方、日曜に運転されていた玉32系統美術館行きはわずか1便に減便された。東急バスのホームページに掲載されている時刻表や路線図から玉32の系統名は消されたが、車両側には引き続き表示されている。 また同日改正で成城学園前駅~用賀駅の便(岡本三丁目・上用賀三丁目経由、土曜夕方1便)が新設された。 用21・22系統は主に中型ノンステップ車での運行となっているが、ごくまれに先述の日野・リエッセやポンチョ運用に入る事もある。
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