緑光【リョクコウ】(果樹)
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登録番号 | 第6326号 |
登録年月日 | 1998年 3月 23日 | |
農林水産植物の種類 | うめ | |
登録品種の名称及びその読み | 緑光 よみ:リョクコウ |
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品種登録の有効期限 | 18 年 | |
育成者権の消滅日 | 2001年 3月 26日 | |
品種登録者の名称 | 小平忠雄 | |
品種登録者の住所 | 長野県佐久市大字塚原1196番地の1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 小平忠雄 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「緑宝」と「竜峡小梅」の交雑実生であり,果実の外観が短楕円形で,大きさが中,育成地(長野県佐久市)において7月上旬に収穫できる品種である。 樹姿は中間,樹勢は中,枝梢の太さはやや細,節間長は中,枝梢の色は紅緑,葉身の形は楕円,大きさは小,幼葉の色は緑である。花形は一重,花の大きさは大,花弁の色は白,花粉の多少は多である。果実の外観は短楕円,果頂部の形は平,果頂の凹みは無,梗あの深さ及び広さは中,赤道部縫合線の深さは浅,果実の大きさは中(12g程度),果皮の地色は淡緑,着色は無,果肉の色は緑,厚さは厚,核と果肉の粘離は粘核,核の形は短楕円,大きさは小,色は淡褐である。成熟期は中,自家結実性は強,結果量は多,生理落果の多少は少である。 「緑宝」と比較して,花が大きいこと,花粉が多いこと等で,「竜峡小梅」と比較して,花が大きいこと,果実が大きいこと,成熟期が遅いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和63年に育成者のほ場(長野県佐久市)において,「緑宝」に「竜峡小梅」を交配,翌年は種し,平成3年に選抜,以後,特性の調査,確認を行い,6年に育成を完了したものである。 |
緑光
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/23 10:23 UTC 版)

緑光 (りょっこう) は、バラの園芸品種の1つ。1985年に日本で、鈴木省三によって作出された[1]。作出時の品種名は千鳥だったが、後に、緑光へ改められた[1][2]。
フロリバンダ系の四季咲きのバラ[1][3]。半横張り性で樹高は1m、花径が5-6cmの中輪の花をつける[4][3][5]。半八重咲きまたは丸弁カップ咲きの花で、つぼみは黄緑色、花が咲くと白色になっていく[1][3]。ゆっくりと開花するが、再び淡い緑色に変化する[1][3]。花弁は20枚からなり、香りは微香かほとんどない[1][4]。花付き、花もちはともによく、1つの花が2週間も咲き続ける[1][4][3][5]。強健種[4]。花は最後まで開ききることはない[3]。枝は棘が少ない[3]。1989年にバーデンバーデン国際コンクールで金賞を受賞した[1][4]。
脚注
出典
- ^ a b c d e f g h 寺西菊雄・前野義博・村田晴夫・小山内健 編『四季咲き木立ちバラ図鑑728』講談社、2006年3月20日、166頁。ISBN 4-06212945-0。
- ^ 鈴木省三『ばら花図譜 国際版』小学館、1996年4月1日、173頁。 ISBN 4-09-305502-5。
- ^ a b c d e f g NHK出版 編『別冊NHK趣味の園芸 バラ大百科 選ぶ、育てる、咲かせる』日本放送出版協会、2006年4月20日、146頁。 ISBN 978-4-14-645776-8。
- ^ a b c d e 村上敏『モダンローズ』誠文堂新光社、2017年3月11日、144頁。 ISBN 978-4416-61698-7。
- ^ a b 『はじめてのバラの育てかた』成美堂出版、2009年4月20日、155頁。 ISBN 978-4-415-30061-0。
綠光と同じ種類の言葉
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