精興の宮【セイコウノミヤ】(草花類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第8871号 |
登録年月日 | 2001年 3月 19日 | |
農林水産植物の種類 | きく | |
登録品種の名称及びその読み | 精興の宮 よみ:セイコウノミヤ |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | 2004年 3月 20日 | |
品種登録者の名称 | 有限会社精興園 | |
品種登録者の住所 | 広島県福山市新市町大字金丸789番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 山手義彦 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「精興黄金」に黄白色系八重混合花粉を交配して育成されたものであり、花は明緑黄色の大輪で、切花向きの品種である。草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さはやや太、色は緑、強さは中、中空の程度は小、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は多、節間長は短である。葉身長、葉幅、葉の縦横比、葉柄の長さ、一次欠刻、表面及び裏面の色、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさはやや大、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさは大、厚みは中、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数はかなり多である。管状花数はかなり少、分布は集中、長さは小である。花弁の形は舟底弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや大、幅はやや狭、外花弁の表面の色は明緑黄(JHS カラーチャート2705)、裏面の色は明緑黄(同2704)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と異なり黄緑色、花たくの形は盛り上がったドーム状、大きさ及び総ほうの大きさは中、花首の太さはやや太、長さはかなり短、生態分類型は秋ギク、開花の早晩は中である。「精興の秋」と比較して、たく葉の形が深裂しないこと、舌状花数が多いこと、花の中心部の色が外弁と異なり黄緑色であること等で、「精興の豊」と比較して、たく葉が殆どの葉に付着すること、花弁先端の形が丸いこと、花の中心部の色が外弁と異なり黄緑色であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成5年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において、「精興黄金」に黄白色系八重混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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