精興の庵【セイコウノイオリ】(草花類)
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登録番号 | 第13338号 |
登録年月日 | 2005年 9月 13日 | |
農林水産植物の種類 | きく | |
登録品種の名称及びその読み | 精興の庵 よみ:セイコウノイオリ |
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品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | 2005年 9月 13日 | |
品種登録者の名称 | 有限会社精興園 | |
品種登録者の住所 | 広島県福山市新市町大字金丸789番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 山手義彦 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「精の星」に秋系輪ギクを交配して育成されたものであり、花は明緑黄色の大輪で切花向きの品種である。草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さはかなり太、色は緑、強さは強、中空の程度は中、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度はやや多、節間長はやや短である。葉身長は中、葉幅はやや広、葉の縦横比はやや小、葉柄の長さは短、葉の基部の形は凹、一次欠刻はやや深、表面及び裏面の色はやや濃、毛じの多少はやや多、光沢度は強、厚さはやや薄、硬さはやや硬、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず及び2深裂、大きさはやや小、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさは大、厚みはやや高、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数及び管状花数はやや多、分布は集中、長さは中である。花弁の形は舟底弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや大、幅はやや狭、外花弁の表面の色は明緑黄(JHS カラーチャート2705)、裏面の色は明緑黄(同2704)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と同色、花たくの形は平らなドーム状、大きさ及び総ほうの大きさは大、花首の太さはかなり太、長さは極短、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。「錦雲」と比較して、葉柄の長さが短いこと、葉の基部の形が凹であること等で、「精興富貴」と比較して、茎の中空の程度が大きいこと、花弁の形が船底弁であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成9年に出願者のほ場(広島県福山市)において、「精の星」に秋系輪ギクを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、13年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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