精興の昇【セイコウノノボル】(草花類)
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登録番号 | 第13004号 |
登録年月日 | 2005年 3月 23日 | |
農林水産植物の種類 | きく | |
登録品種の名称及びその読み | 精興の昇 よみ:セイコウノノボル |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 有限会社精興園 | |
品種登録者の住所 | 広島県福山市新市町大字金丸789番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 山手義彦 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「三ヶ月」に秋系輪ギクを交配して育成されたものであり、花は明緑黄色の大輪で切花向きの品種である。草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや高である。茎の太さはやや太、色は緑、強さは強、中空の程度は無、摘心後の分枝性はやや少、側らいの発生程度はかなり少、節間長は短である。葉身長はやや長、葉幅、葉の縦横比及び葉柄の長さは中、一次欠刻は深、表面の色は中、裏面の色はやや濃、毛じの多少、光沢度、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさはやや大、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさは大、厚みはやや低、舌状花の重ねは5列以上で満開時に露心する、舌状花数はやや多、管状花部の直径はやや小、管状花数は中、分布は集中、長さはやや大である。花弁の形は舟底弁、先端の形は丸い、花弁の長さはやや大、幅は中、外花弁の表面の色は明緑黄(JHS カラーチャート2705)、裏面の色は明緑黄(同2704)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と同色、花盤の色は黄、花たくの形は平らなドーム状、大きさはやや大、総ほうの大きさは大、花首の太さは太、長さは極短、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性はである。「精興の秋」と比較して、たく葉の形が深裂しないこと、外花弁の表面の色が明緑黄であること等で、「金秀力」と比較して、茎の色が緑であること、たく葉の大きさが大きいこと、外花弁の表面の色が明緑黄であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成9年に出願者のほ場(広島県福山市)において、「三ヶ月」に秋系輪ギクを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、13年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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