精興の勝【セイコウノマサル】(草花類)
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登録番号 | 第11987号 |
登録年月日 | 2004年 3月 15日 | |
農林水産植物の種類 | きく | |
登録品種の名称及びその読み | 精興の勝 よみ:セイコウノマサル |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 有限会社精興園 | |
品種登録者の住所 | 広島県福山市新市町大字金丸789番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 山手義彦 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「白西海」に白色八重咲系混合花粉を交配して育成されたものであり、花は黄白色のかなり大輪で切花向きの品種である。草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さはかなり太、色は緑、強さは強、中空の程度は無、側らいの発生程度は中、節間長は短である。葉身長はやや長、葉幅は中、葉の縦横比はやや大、葉柄の長さは中、基部の形は凸、一次欠刻はやや深、表面の色、裏面の色及び毛じの多少は中、光沢度は弱、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさはかなり大、厚みはやや高、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数は多である。管状花数はかなり少、分布は散在、長さはやや小である。花弁の形は舟底弁、管弁Ⅰ及びさじ弁、先端の形は尖る、外花弁の反り方は外反、花弁の長さは大、幅はやや狭、外花弁の表面及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート3301)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は下向き、花の中心部の色は外弁と同色、花たくの形は平らなドーム状、大きさはやや小、総ほうの大きさは中、花首の太さはやや太、長さはやや短、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性はやや早である。「精興の港」と比較して、花弁の形が舟底弁、管弁Ⅰ及びさじ弁の混在であること、外花弁の反り方が外反であること等で、「精興北進」と比較して、葉の基部の形が凸であること、花弁の形が舟底弁、管弁Ⅰ及びさじ弁の混在であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成9年に出願者のほ場(広島県福山市)において、「白西海」に白色八重咲系混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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