精神世界の指導者として
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「エックハルト・トール」の記事における「精神世界の指導者として」の解説
この期間の後、ケンブリッジ時代の学生仲間や、偶然出会った人々が、トールに彼の思想を教えてくれと尋ねるようになった。トールはカウンセラー、精神世界の教師として働き始めた。続く五年間、教え子たちが絶え間なくトールの元を訪れた。ロンドンから三時間ほど西に位置し、新しいライフスタイルの中心地として知られる、グラストンベリーへと引越した。1995年、北アメリカの西海岸を数度訪れた後、ブリティッシュコロンビアのバンクーバーへ住むようになり、そこで後に妻となる、キム・エングと出会った。 トールの最初の本、The Power of Now は1997年にナマステ出版から出版された。初版はわずか3000部が出版された。「私は毎週、自分でバンクーバーの小さな本屋へ数冊を届けていた。...友人たちが、離れたところの精神世界の書店にも数部置いてもらうように動いてくれた。」この本は、ニューワールド・ライブラリーの版権の下で1999年に出版された。2000年に、著名司会者のオプラ・ウィンフリーが、自身の雑誌 O, The Oprah Magazine 上でこの本を推奨。2000年の8月には、ニューヨーク・タイムズのベストセラー一覧のハードカバー部門に登場。さらに二年後には、同じ一覧の第一位に輝いた。2008年までには、この本は英語から33カ国語に訳されており、さらにその後アラビア語に翻訳されている。トールは二冊目の本Stillness Speaksを2003年に出版。2011年の7月には、The Power of Nowは、ニューヨーク・タイムズのペーパーバック部門のベストセラー・トップテンに102回目の登場を果たした。 2005年にトールは三冊目の本 A New Earth を出した。この本はニューヨーク・タイムズのベストセラー一覧で2008年の3月から9月までの間に数度第一位に輝いた。2008年末までに、46回この一覧に掲載された。この年における A New Earth の高い販売部数は、オプラ・ウィンフリーが1月に彼女の読書クラブで取り上げたことに端を発する。この後の四週間で、三百五十万部が売れた。2008年3月に、トールは彼女とともに一連のウェビナー(生中継のネット上の講習会)を開始した。隔週で開かれた全十回のウェビナーは、トールとウィンフリーの討論、瞑想、Skypeを通じた視聴者からの質問などを含んでいた。各回のウェビナーは、A New Earth の各章に焦点を絞っていた。第三回のウェビナーは一千百万人以上の視聴者を集めた。
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