第9次長期滞在とは? わかりやすく解説

第9次長期滞在

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/20 03:10 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
第9次長期滞在
徽章
コールサイン Expedition 9
乗組員数 2名
打上げ日 2004年4月19日 03:19:00(UTC)
打上げ地点 バイコヌール宇宙基地
打上げ機 ソユーズTMA-4
帰還日 2004年10月24日 00:35:00(UTC)
帰還機 ソユーズTMA-4
帰還地点 アルカルイク北90km
ドッキング時間 185日16時間4分
宇宙遊泳時間 15時間45分
ミッション期間 187日21時間16分
軌道周回数 2,940回
総距離 〜121,802,083 km
質量 187,016 kg

第4次長期滞在の乗組員。左からフィンク、パダルカ
前回 次回
第8次長期滞在 第10次長期滞在

第9次長期滞在(だい9じちょうきたいざい、Expedition 9)は、国際宇宙ステーション(ISS)での9度目の長期滞在である。

乗組員

機長 フライトエンジニア1
ゲンナジー・パダルカ, ロシア連邦宇宙局
1度目
マイケル・フィンク, アメリカ航空宇宙局
2度目

ミッションパラメータ

  • ドッキング:2004年4月21日5時1分(UTC)
  • ドッキング解除:2004年 10月23日21時5分(UTC)
  • ドッキング時間:185日16時間4分

ミッションの目的

パダルカとフィンクは、欧州宇宙機関のアンドレ・カイパースとともに、2004年4月21日にソユーズTMA-4でISSを訪れた。数週間後、第8次長期滞在の乗組員がISSを離れた4月29日から、2人は公式にISSの指揮を執ることになった。

第8次長期滞在の乗組員とカイパースは、ソユーズTMA-3で地球に帰還した。カイパースの11日間のISSへの滞在は、ロシア連邦宇宙局と欧州宇宙機関の商業的な契約によるものだった。

宇宙遊泳

第9次長期滞在では、ISSの組み立てと維持のため、ピアースから4度の宇宙遊泳が行われた。

これ以前には52回の宇宙遊泳が行われており、そのうち27回はISSからのものであった。

宇宙遊泳1

  • 宇宙飛行士:パダルカ、フィンク
  • 時間:14分22秒
  • 開始:2004年1月24日21時56分(GMT)
  • 終了:2004年1月24日22時10分(GMT)

フィンクの宇宙服の酸素タンクの故障により、途中で打ち切られた。

宇宙遊泳2

  • 宇宙飛行士:パダルカ、フィンク
  • 時間:5時間40分
  • 開始:2004年6月29日21時19分(GMT)
  • 終了:2004年6月30日2時59分(GMT)

宇宙遊泳3

  • 宇宙飛行士:パダルカ、フィンク
  • 時間:4時間30分
  • 開始:2004年8月3日6時58分(GMT)
  • 終了:2004年8月3日11時28分(GMT)

宇宙遊泳4

  • 宇宙飛行士:パダルカ、フィンク
  • 時間:5時間20分
  • 開始:2004年9月3日16時43分(GMT)
  • 終了:2004年9月3日22時4分(GMT)

徽章

第9次長期滞在の徽章は、宇宙で命を落とした宇宙飛行士に捧げられている。の翼には16個の星と1個のダビデの星が描かれ、それぞれ、アポロ1号ガス・グリソムエドワード・ホワイトロジャー・チャフィーSTS-51-Lフランシス・ディック・スコビークリスタ・マコーリフロナルド・マクネイアマイケル・J・スミスエリソン・オニヅカジュディス・レズニックグレゴリー・ジャービスSTS-107リック・ハズバンドウィリアム・マッコールマイケル・フィリップ・アンダーソンイラン・ラモーンカルパナ・チャウラデイビッド・ブラウンローレル・クラークを表している。ワシの首の回りには4つの小さな赤い星と1つの大きな赤い星が描かれている。大きな星は、ソユーズ3号の訓練中に死亡したユーリイ・ガガーリン、4つの星はソユーズ1号ウラジーミル・コマロフソユーズ11号ゲオルギー・ドブロボルスキーウラディスラフ・ボルコフビクトル・パツァーエフを表している。


第9次長期滞在

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/24 19:37 UTC 版)

マイケル・フィンク」の記事における「第9次長期滞在」の解説

フィンクは、2004年4月18日から10月23日までの第9次長期滞在でフライトエンジニア務めた。第9次長期滞在の乗組員は、カザフスタンバイコヌール宇宙基地からソユーズTMA-4打ち上げられ4月21日国際宇宙ステーションドッキングしたフィンク国際宇宙ステーションで6ヵ月過ごし科学実験継続システムメンテナンス4度船外活動行った2004年10月23日ステーション離れカザフスタン着陸して第9次長期滞在は終了しフィンク187日と21時間17分の初のミッション終えたそのうち4度船外活動は、合計15時45分22秒に達したフィンクは、第13次長期滞在及び第16次長期滞在では船長バックアップ務めた

※この「第9次長期滞在」の解説は、「マイケル・フィンク」の解説の一部です。
「第9次長期滞在」を含む「マイケル・フィンク」の記事については、「マイケル・フィンク」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「第9次長期滞在」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「第9次長期滞在」の関連用語

第9次長期滞在のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



第9次長期滞在のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの第9次長期滞在 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのマイケル・フィンク (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS