第5章 記憶の鼓動 編
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「六本木サディスティックナイト」の記事における「第5章 記憶の鼓動 編」の解説
油谷 隆(あぶらたに たかし) 都知事。都民からの人気はあまりない。裏で女子高生と関係を持つロリコン。笠木組と繋がっている。NightJewelの罠にかかり尋問を受けているところを笠木組によって助け出され、笠木組によって殺された。ただ殺されたわけではなく、最新科学研究所の研究成果により別人の体に記憶を宿らせることとなる。だがしかしそれはもう本物の油谷ではなく、かといって体の持ち主の記憶が残っているわけでもなく、誰でもない誰かだった。本人も自分の存在に戸惑いながら、桶川会に引き渡されて物語から退場する。 キョウ 笠木組の組員。笠木組のリーサルウエポンと呼ばれる。 高山ミドリ(たかやま みどり) 笠木組の組員。笠木組のリーサルウエポンと呼ばれる。最新科学研究所の被験者。最終的には人間とは思えない「怪物」と呼ばれるような容姿となり、ナガレやキョウの命令しか受け付けない改造人間となるが、わずかに人間としての意識は残している。 流 長明(ながれ ちょうめい)- ナガレ 第3章から登場。鮫島の舎弟で笠木組幹部候補の切れ者。鮫島の失脚後に笠木組の幹部にのし上がる。第5章でNightJewelが笠木組と敵対した際に再登場。笠木組と最新科学研究所を守るためにコウヤの記憶を持った男を探していた。キョウと高山を従えてNightJewelや桶川会と戦うが、結局桶川会に手にかかり、笠木組は壊滅状態になる。 大聖寺 正樹(だいしょうじ まさき) 最新科学研究所の所長。笠木組の組員でインテリヤクザ。最新科学研究所で不老不死の研究をしており、財界の有力者などスポンサーを多く抱えているため、笠木組の中でも立場が強い。 毛利の妻の記憶が入ったUSBを持ち、それを使って毛利を協力させていた。ナガレの率いる戦闘部隊が全て敗北した後、Nightjewelに捕らえられる。が、感情に任せてその場でUSBを破壊し、同時に彼の運命も決まってしまった。 毛利 陽介(もうり ようすけ) 脳科学者。最新科学研究所の研究責任者。笠木組に協力している。 大聖寺の持つUSBに入っている妻の記憶を使って、もう一度妻と逢うことを目的に、研究を続けている。だが彼が研究する方法では「妻ではない誰か」に妻の記憶を持たせても、それは「妻でも誰でない誰か」になるだけで、それは毛利も薄々気づいていた。USBを取り戻すことを条件にNightJewelに協力を約束するが、結果的にUSBを破壊されたことで死んだ妻に遭うことへの呪縛から解放される。 遠藤コウヤ(えんどう こうや) ハルの元カレ。物語開始時点で死亡が確認されているが、第5章のキーパーソン。 コウヤが笠木組や最新科学研究所の秘密をある程度まで暴いていたという事実と、死体となって発見された後に協力者との接触を図っていることから、彼の記憶が他人に移されているという前提で笠木組やNightJewelが彼の記憶の持ち主を探す。 ロッシー早川(ろっしー はやかわ) 第1章にも少しだけ登場。探偵。遠藤コウヤの知人で、その縁でハルのことを以前から知っていた。笠木組により油谷の記憶を移植され、ロッシーとしての自我は以後現れなくなる。 濱上(はまがみ) 遠藤コウヤを殺したと言われている男。
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