第5章・夜想曲
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「トラスティベル 〜ショパンの夢〜」の記事における「第5章・夜想曲」の解説
一旦サルサ、ポルカと別れたショパンとビートは、リタルダントの街でアレグレットと再会する。互いの無事を知って胸をなでおろすアレグレットたちだったが、ショパンとビートはクラベスが殺された事、そのクラベスがフォルテのスパイだった事、さらにファルセットがクラベスの死にショックを受けて行方を眩ました事をアレグレットに聞かされる。クラベスの死を悲しむショパンとビートだったが、そこへ教会の地下から「妙な物音がする」「幽霊でもいるんじゃないのか」という騒ぎが起こる。そこに居合わせたパン屋のおばちゃんに、これまで盗みを働いてきた償いとして、教会の地下を捜索するように強要される。仕方なく教会の中に入るアレグレットたち。そこへサルサ、マーチ、ビオラが訪れる。ポルカたちが海賊船を追い払ったおかげでバロックへの定期便が通るようになり、ジルバがクレッシェンドとの面会のためにバロックに向かったというのだ。そこでアレグレットは地下の捜索をショパンたちに任せ、自分はテヌート村までポルカを迎えに行く事にする。そして砂浜でアレグレットは、奇妙な形をした石を見つけるのだが…。 教会の地下から出ていた妙な物音は幽霊などではなく、地下に住みついた魔物・ルートラーカーの仕業だった。ショパンたちの活躍によってルートラーカーは退治され、リタルダントに再び平穏の時が戻る。そしてその日の夜、テヌート村でポルカはいきなり崖から飛び降りると言い出す。その瞬間、アレグレットの脳裏に突然ポルカが崖から飛び降りようとする映像が浮かび上がる。慌ててポルカを制止するアレグレット。ポルカは「冗談で言ったのに」と驚きを隠せなかったが、同時に本気で止めてくれたアレグレットに感謝するのだった。ポルカはアレグレットに、何故か昔から持っていたという奇妙な形をした石を見せ、「私の代わりにこの石に身代わりになってもらう」と言って石を崖から投げ飛ばすのだが、アレグレットは先程リタルダントで拾った、たった今捨てたのと全く同じ石をポルカに手渡す。「生まれて初めて女の子にあげたプレゼントだから絶対に無くすなよ」と念を押すアレグレットだったが、ポルカは困惑の表情を隠せなかった。 定期便に乗ってバロックへと向かうアレグレットたち。その頃ジルバとクレッシェンドはバロックが今後どう動くべきかについて激論を繰り広げていた。そして話の中でクレッシェンドは、自分の所にもとっくの昔にスパイが紛れ込んでいた事をジルバに打ち明ける。それは誰なのかを問い詰めるジルバだったが、クレッシェンドはそれに答えずに、少し時間がほしいとジルバに語った。クレッシェンドはクラベスの伝書鳩が届く前から、セレナーデがスパイである事を既に見抜いていたのだ。ジルバが部屋を出てからクレッシェンドは物陰に隠れていたセレナーデにそれを打ち明け、それを聞いたセレナーデは涙を流すのだった。 ジルバの提案で暇潰しにバロックの周囲を散策する事になったアレグレットたちだったが、そこで立ち寄った氷の神殿アリアの最上階で、突然現れたロンドがポルカの身柄の引渡しをアレグレットたちに強要する。だがそこへ行方不明になっていたファルセットが駆けつける。ファルセットはクラベスを殺した犯人がロンドである事を突き止めたのだ。そんなファルセットに興味を持ったロンドは仲間にならないかと誘うが、ファルセットはこれを拒否。ロンドに戦いを挑むファルセット。激しい死闘の末にロンドはファルセットに敗れて絶命した。だがジルバは勝手な行動を起こして皆に心配をかけたファルセットを平手打ちする。そしてファルセットはジルバに抱きついて号泣する。
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