第二次D-Generation X
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「D-ジェネレーションX」の記事における「第二次D-Generation X」の解説
WrestleMania XIV翌日のRAWでトリプルHがマイケルズの追放、さらにマイケルズに代わるリーダーに就任することを表明。同日にWCWを解雇となったXパック、第一次DX期から共同関係を結んでいたニュー・エイジ・アウトローズのビリー・ガンとロード・ドッグが新加入し、第二次D-Generation Xが結成された。初期の第二次DXのコンセプトは基本的に第一次DXと同じであり、黒人至上主義のユニット "ネーション・オブ・ドミネーション" やWWFのオーナーであるビンス・マクマホン率いる "コーポレーション" のメンバーを物真似したパフォーマンス等を行っている。 1998年4月27日のRAWではメンバー全員で戦闘用のジープに乗ってWWFのライバル団体であるWCWの興行が開催されている会場前まで乗り込み、拡声スピーカーで「WCWなんて格下の団体の試合なんて見る必要ねえよ。WWFこそ最高だ」「(観戦に来ていた客に向かって)このチケットは購入したんじゃなくてWCWがバラ撒いたタダ券だよな?」といったマイクパフォーマンスで、WCWのネガティブキャンペーンとWWFの宣伝を行った。これは台本には無い、完全なるガチンコの襲撃パフォーマンスである。このときWCWに参戦中で会場に居合わせた蝶野正洋は、突然の襲来にバックステージは本当に大パニックに陥っていたと最近のインタビューで語っている。同様の出来事が日本などで行われた場合、営業妨害の罪で訴えられかねないが、このような大胆不敵なパフォーマンスをやってしまえる辺りがDXの大きな魅力と言える。 1999年1月25日のRAWで当時DXと抗争していたコーポレーションの筆頭であるザ・ロックとトリプルHの試合後チャイナがトリプルHにローブローを浴びせてDXを脱退。コーポレーション入りする。3月28日に開催されたWrestleMania XVではついにリーダーのトリプルHがXパックを襲撃してコーポレーション入りしてしまう。この時点でDXに残留していたXパック、ビリー・ガン、ロード・ドッグはコーポレーションから追放されたケインを新加入させ、Xパック&ケインの新タッグチームが結成された。5月2日のHeATでビリー・ガンがXパックを襲撃してDXから脱退。以降Xパック&ロード・ドッグのDXとコーポレートに所属する元DXメンバーでDXの名称使用権や印税権を巡り抗争が勃発するが、7月26日に開催されたFully LoadedでXパック&ロード・ドッグ組が勝利し、DXというユニット名は残留していたDXメンバーの元に戻った。 第2次DXは第一次の性的/卑猥路線を受け継ぎつつも、ビンス・マクマホンに逆らったり当時のアティテュード路線に沿って「反権力」的側面も持っていた。この頃から「Suck it」がどちらかと言えば「クソ食らえ!!」位の意味で用いられるようになる。ちなみに当時、アメリカの小学生が教師に向かって「Suck it」と発言し社会問題にもなった。
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