第二次タラ戦争とは? わかりやすく解説

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第二次タラ戦争

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/20 01:40 UTC 版)

タラ戦争」の記事における「第二次タラ戦争」の解説

1972年、再び政権交代起こしたアイスランド政府自国漁業専管水域50海里へと拡大する新法制定した主張され海域操業していたイギリス西ドイツ国際司法裁判所提訴判決によりイギリス側主張認められたが、アイスランド先の交換公文自体無効であると主張裁判欠席しこれに従わなかった。イギリスは再び漁船保護のために軍艦送り出すアイスランド沿岸警備隊はこの時から、トロール漁船の網を鉤で引っ掛けて切断してしまう悪名高い「ネットカッター(英語版)」を使用し始めた。第二次タラ戦争終結までに84隻のトロール漁船が網を切断されている。イギリス側はこれに対抗するため大型高速タグボートによって漁船護衛したが、これが沿岸警備隊との体当たり合戦発展する1973年1月ヘイマエイ島エルト火山噴火沿岸警備隊救助向かったため、トロール漁船自由に操業することができたが、それも束の間のことだった。警備隊砲撃イギリスタグボート受けたり砲撃によってイギリス漁船破壊されるともあれば、アイスランド灯台船警備船イギリス艦隊砲撃することもあった。 アイスランド政府は、NATOイギリス戦闘機管制空域から締め出して国交断絶するほのめかした9月16日NATO将軍レイキャヴィーク交渉あたった結果10月イギリス艦隊はすべて本国帰還した1973年11月8日アイスランドイギリス船が50海里内の一部水域でのみ操業することを認め協定を結び、第二次タラ戦争は終結した。これにはイギリス年間漁獲量13トンまでに制限することが前提であり、また1975年11月までの暫定的なのだった同年イギリス欧州自由貿易連合EFTA)を脱退し欧州経済共同体 (EEC) に加盟しているが、この紛争非協力的だったのが一因とも言われている。

※この「第二次タラ戦争」の解説は、「タラ戦争」の解説の一部です。
「第二次タラ戦争」を含む「タラ戦争」の記事については、「タラ戦争」の概要を参照ください。

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