窃盗について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/29 13:57 UTC 版)
当初の著書では、以下のように窃盗の経験を極めて頻繁に登場させていた。1991年の著書では、「金がなくなると、西友とかニチイみたいなスーパーマーケットに行って、いろいろなものを万引きしてくる。それを友だちや後輩に売って、遊ぶ金を手に入れるのだ。ただ万引きするんじゃ面白くないから、誰がいちばん高いものをかっぱらってくるか競争する」「ゲームセンターでは、(中略)カギを盗んで、タダで何度もやる」「腹がへると、近くの店にパンを盗みに行く」と、窃盗の経験を具体的に記述している。 1993年の著書でも、以下のように窃盗の記述をしている。「ケンカや万引きはしょっちゅう」 「バイクを盗んで乗り回したり」 「そのままケンカをやりに行ったり、万引きで誰がいちばん高価なものを盗めるか競争したり」 「バイク、ケンカ、シンナー、万引き……勉強するヒマなんてない」 「オレは半端なワルじゃなかった。シンナー、万引き、盗み、暴走族、ヤクザがらみの賭けマージャン、鑑別所・・・・・・」 2001年の著書でも、「バイク、シンナー、ケンカ、万引き・・・・・・、それがオレのすべて」と記述している。 ほか、大学入学前、金がなくてセブン・イレブンで弁当を窃取したことを公言している。また、温泉旅行に行くために、セブン・イレブンの深夜のアルバイトで弁当を盗んで友人に売ってお金を稼いでいたと述べている。また、代々木ライブラリーのアルバイト中にレジにある飴やホールズがよく無くなっていたところ、心当たりがあるという。 2013年の著書では、「浮いた交通費などは、『東日本大震災』や『あしながおじさんの交通遺児育英会』に寄付したりしている。逆境に見舞われた子どもたちに、勉強や進学をあきらめないで欲しいから。」と書いているが、他方で、大学時代彼女に高価な誕生日プレゼントを渡すために、セブン・イレブンのアルバイト中に店内の募金箱から金を窃取したことを公言している。 ところが、2009年の著書では「物を盗むというのは、お店の人の生活に迷惑がかかるから、そういうことは俺はめったにやらなかった」と記述し、その5か月後に出版した1993年著書の改訂版では、以下のように窃盗・万引きに関する記述をすべて削除している。以下、左が改訂前、右が改訂後。「ケンカや万引きはしょっちゅう」→「しょっちゅうケンカしていて」 「バイクを盗んで乗り回したり」→削除 「そのままケンカをやりに行ったり、万引きで誰がいちばん高価なものを盗めるか競争したり」→「そのままケンカをやりに行ったりしたものだ」 「バイク、ケンカ、シンナー、万引き……勉強するヒマなんてない」→「バイク、ケンカ、タバコ……勉強するヒマなんてない」 「オレは半端なワルじゃなかった。シンナー、万引き、盗み、暴走族、ヤクザがらみの賭けマージャン、鑑別所・・・・・・」→「オレは半端なワルじゃなかった。シンナー、暴走族、ヤクザ絡みの賭けマージャン、鑑別所・・・・・」。 同様に、2001年の著書では「バイク、シンナー、ケンカ、万引き・・・・・・、それがオレのすべて」と書かれていた部分は、2011年にそれを大幅に加筆修正した著書では「バイク、集会、ケンカ、夜遊び・・・・・・」と変更されている。なお、ジャーナリストとして長年セブン・イレブンのオーナーへの取材を続けていた角田裕育は、吉野のコンビニでの窃盗話について、「オーナーの苦労など何も知らないのだろう」と述べている。
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