窃盗事件でXら逮捕
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 03:19 UTC 版)
こういった異常な状況に対し、虐待の事実を知った近隣住民が警察に通報することもあったが、被害者がXによる身内への報復を恐れて被害を訴えようとしなかった。また、被害者の中には警察に何度か相談する者もいたが、親族間の揉め事と処理されるなどして一度も事件化されることはなかった。 Bの甥(Bの兄の息子にあたる人物)は警察にXらを捜査させるために刑事事件を起こすことを考え、Xに窃盗をすることを持ちかける。Xはその話に乗り、B家親族らに窃盗をさせるようになった。そして2000年1月、Bの甥は警察に窃盗行為を告白し、XとB家親族らは窃盗容疑で逮捕され、窃盗の罪で起訴されたXは懲役3年執行猶予5年の有罪判決を受けた 。この逮捕により、B家親族らは、Xから解放されることとなった。ところが、Xと養子縁組をしていたBの孫2名のうち、1名は縁組を解消したが、もう1名Bの四男の三男であるMはそれ以降もXとの養子関係を解消せずに、一連の事件終結まで共同生活を続け、殺人罪などで起訴されている(Bの四男の三男の欄を参照)。
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