窃盗告白事件
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2005年2月15日放送の回でゲスト出演者であった当時未成年のあびる優が、「集団強盗でお店を潰したことがある」という「真実」を告白。ある店の倉庫に集団で忍び込んでダンボール箱単位で食料品等の盗みを繰り返し店を潰したという内容で、犯罪行為を面白おかしくクイズの題材にしたことで視聴者から多数の抗議を受けた。日本テレビはその翌週の番組冒頭で、「先週の当番組で、未成年のタレントの不法行為を取り上げるという不適切な放送がありました。 視聴者および関係者の皆様にご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。」というテロップで謝罪し、内部調査を行うと発表した。 問題のあびるが所属しているホリプロは、事件の影響を把握した上で芸能活動を無期限で休止させる事を2月19日に事務所公式の謝罪文で発表したが、あびるの取った行為については「小学5年生の頃、近所の商店で菓子類を万引きした経験があり、番組を盛り上げようとフィクションを交えて誇張して語った」としている。無期限活動休止処分は約2ヶ月後の4月19日に解除された。 なお、番組内ではあびるの発言に被せて「万引きは犯罪です 絶対にやめましょう」とのテロップを入れており、この事件についての報道でも「万引き」という語を使っていたマスコミが存在したが、万引きとは「客のふりをして、店から商品を盗むこと」であるため、告白にあった店の倉庫に不法侵入する窃盗行為は「万引き」ではなく「倉庫荒らし」と表現するのが適切な犯罪である。 同年3月の番組改編期を以って終了となったが、この事件の影響や視聴率低下による打ち切りだったのか、事件とは関係なく既に決まっていたことだったのかは、一切明らかにされていない。
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