種類 形状
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/22 16:24 UTC 版)
石棺仏には、長持型石棺、家型石棺、組合わせ式石棺(箱式石棺)などが使われる。各石棺の蓋や側板、底板、石を彫ってくり抜いた石棺(くり抜き石棺)の凹部分の底に仏が彫られることもある。 そのほとんどが阿弥陀や地蔵であるが、ごくまれに弥勒菩薩や大日如来、武運長久を願ってか毘沙門天や不動明王などが彫られることもある。 また主に加古川市の石棺仏に多い形式であるが、石棺材に、仏像単体ではなく、小さな仏を6体や8体など複数体彫られている場合も存在する。その中には、施主や供養者と思われる人物像が彫られることも多い。施主が刻まれる場合は逆修といって自らの生前供養の意味があり、当時、逆修には死後供養よりも7倍の功徳があると信じられ、必ずしも施主の像が刻まれない場合も含め、逆修として造られた石棺仏は数多い。時代別、彫刻様式の大まかな傾向としては、鎌倉時代の石棺仏は、写実的なものが多いのに対し、室町時代にかけては大胆に抽象化された石棺仏も見受けられる。梵字のみが刻まれる石棺仏の多くは、阿弥陀如来(キリーク)が刻まれたり、さらに観世音菩薩(サ)、勢至菩薩(サク)の二文字を彫って、阿弥陀三尊を表しているものがほとんどで、石棺を利用しているが単に板碑と称されることが多い。
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種類・形状
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 04:03 UTC 版)
道祖神は様々な役割を持った神であり、決まった形はない。材質は石で作られたものが多いが、石で作られたものであっても自然石や加工されたもの、玉石など形状は様々である。像の種類も、男神と女神の祝事像や、握手・抱擁・接吻などが描写された像などの双体像、酒気の像、男根石、文字碑など個性的でバラエティに富む。 単体道祖神 単体二神道祖神 球状道祖神 文字型道祖神 男根型道祖神 自然石道祖神 題目道祖神 双体道祖神 双体道祖神は一組の人像を並列させた道祖神。「双立道祖神」の呼称も用いられたが、座像や臥像の像も見られることから、「双体道祖神」の呼称が用いられる。双体道祖神は中部・関東地方の長野県・山梨県・群馬県・静岡県・神奈川県に多く分布し、東北地方においても見られる。山間部において濃密に分布する一方で平野・海浜地域では希薄になり、地域的な流行も存在することが指摘される。伊藤堅吉は1961年時点で全国に約3000基を報告しており、紀年銘が確認される中で最古の像は江戸時代初期のものとしている。 餅つき道祖神 丸石道祖神 多重塔道祖神
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