種類、利用方法および用語法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/11 15:23 UTC 版)
「枢密院勅令」の記事における「種類、利用方法および用語法」の解説
枢密院勅令には主として2種類のものがある。枢密院における女王による国王大権の行使としての枢密院勅令と、議会の制定した法律(Act of Parliament)に従って制定される枢密院勅令である。 イギリスにおいては、枢密院勅令は、枢密院(Privy Council)の助言と承認を得て女王の名において(「枢密院における女王(Queen-in-Council)」)制定される。カナダの連邦政府においては女王枢密院(Queen's Privy Council for Canada)の助言と承認により総督(Governor General)の名において(枢密院における総督(Governor-General-in-Council))、カナダの各州政府においては執行院(Executive Council)の助言と承認により副知事の名において(執行院における副知事(Lieutenant-Governor-in-Council))、その他の国・地域では、執行院の助言と承認により知事または総督の名において(執行院における知事(Governor-in-Council)または執行院における総督(Governor-General-in-Council))、それぞれ制定される。ニュージーランドでは、執行院勅令は政府の決定に対して効力を与えるために求められる。議会の制定する法律(Act of Parliament)を別にすれば、枢密院勅令または執行院勅令は、政府が法的効力を要する決定を実施するための主たる方法である。
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