福岡O-N【フクオカO-N】(きのこ類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第11227号 |
登録年月日 | 2003年 3月 17日 | |
農林水産植物の種類 | ぬめりすぎたけ | |
登録品種の名称及びその読み | 福岡O-N よみ:フクオカO-N |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 福岡県 | |
品種登録者の住所 | 福岡県福岡市博多区東公園7番7号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 金子周平、川端良夫 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、野生種(宮崎県産)の子実体を組織分離し育成されたもので、菌さんが丸山形、大葉、中肉の施設栽培向きの品種である。菌糸密度は中、菌叢表面の色は無、菌糸生長最適温度はやや高である。菌さんの断面の形は丸山形、りん皮の多少は中、大きさは大、中心部の色(収穫時)は黄褐色、厚さは極厚、肉質は中である。菌柄の菌さんへの付き方はやや湾生、長さは極長、太さは太、色は淡色、断面の状態は中実、菌さんの直径と菌柄の長さとの比率は少である。子実体の発生型は株生、発生最盛期までの期間は極長、発生処理後収穫までの期間は長、発生最適温度及び生育最適温度は中である。収量(生重)は中、有効茎本数は少である。「福岡 K-N」と比較して、りん皮が少ないこと、菌柄が長いこと等で、「FPF-72」と比較して、菌糸生長最適温度が高いこと、菌柄が長いこと等で区別性が認められる。なお、「福岡 K-N」及び「FPF-72」との対峙培養において、明確な帯線を形成する。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成3年に福岡県森林林業技術センター(久留米市)において、野生種(宮崎県産)の子実体を組織分離し、得られた菌株の中から選抜、以後、栽培試験及び特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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