福岡林試M-2号【フクオカリンシM-2ゴウ】(きのこ類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第4408号 |
登録年月日 | 1995年 3月 15日 | |
農林水産植物の種類 | しろたもぎたけ | |
登録品種の名称及びその読み | 福岡林試M-2号 よみ:フクオカリンシM-2ゴウ |
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品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 福岡県 | |
品種登録者の住所 | 福岡県福岡市博多区東公園7番7号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 金子周平 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,野生種の子実体から組織分離して選抜,育成されたものであり,菌傘の肉質が軟らかく弾力性がある菌床栽培向き品種である。 菌傘の大きさは中,断面は丸山形,中央部の色は暗灰褐色,周縁部の色は浅灰茶色,肉の厚さは普通,肉質は軟,斑紋の多少は普通,大小は小,分布の状態は中央部分である。菌褶の色は白色,並び方は正常,幅及び密度は普通である。菌柄の菌傘へのつき方は中心生,形は細短,菌傘の直径と菌柄の長さとの比率は2.1 以上である。子実体の発生型は株状型,有効茎本数は41本以上である。種菌接種から菌かきまでの培養期間は90日,菌かき後の最適温度における子実体収穫までの期間は20~25日,芽出し最適温度は15~18℃,子実体の生長最適温度は15~17℃である。 「宝の華M-8171」と比較して,菌傘の肉質が軟らかいこと,種菌接種から菌かきまでの培養期間が長いこと等で,「福岡林試M-1号」と比較して,菌傘の断面が丸山形であること,菌傘の肉の厚さが厚いこと等で区別性が認められる。なお,「宝の華M-8171」,「福岡林試M-1号」との対峙培養において,明確な帯線を形成する。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,平成2年に出願者の施設(福岡県林業試験場)において,野生種の子実体から組織分離をし,以後,栽培,選抜を行い,3年に諸特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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