福岡林試M-1号【フクオカリンシM-1ゴウ】(きのこ類)
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登録番号 | 第4108号 |
登録年月日 | 1994年 8月 22日 | |
農林水産植物の種類 | しろたもぎたけ | |
登録品種の名称及びその読み | 福岡林試M-1号 よみ:フクオカリンシM-1ゴウ |
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品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 福岡県 | |
品種登録者の住所 | 福岡県福岡市博多区東公園7番7号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 金子周平 北島義信 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,野生種の子実体から組織分離して選抜,育成されたものであり,菌傘の色が灰褐で,菌柄の形が太長の菌床栽培向き品種である。 菌傘の大きさは中,断面は平形,中央部の色は暗灰黄褐色,周縁部の色は浅灰茶色,肉の厚さは薄,肉質は普通,斑紋の多少は普通,大小は普通,分布の状態は中央部分である。菌褶の色は黄白色,並びかたは正常,幅及び密度は普通である。菌柄の菌傘へのつき方は中心生,形は太短,菌傘の直径と菌柄の長さとの比率は1.5 以下である。子実体の発生型は株状型,有効茎本数は41本以上である。種菌接種から菌かきまでの培養期間80日,菌かき後の最適温度における子実体収穫までの期間は20~25日,芽だし最適温度は11~14℃,子実体の成長最適温度は15~17℃である。 「宝の華M-8171」と比較して,菌傘の断面が平型であること,菌傘の中央部の色が暗灰黄褐色であること,菌柄の長さが短いこと等で,「宝1号」と比較して,菌柄の長さが短いこと等で区別性が認められる。なお,「宝の華M-8171」,「宝1号」との対峙培養において,明確な帯線を形成する。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和62年に野生種(福岡県田川郡添田町産)の子実体から組織分離をし,以降,農事組合法人「きのこの里」(福岡県三潴郡大木町)の施設で栽培,選抜を行い,平成2年に諸特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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