大木の稔T-1【オオキノミノリT-1】(きのこ類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第10869号 |
登録年月日 | 2002年 11月 14日 | |
農林水産植物の種類 | ぶなしめじ | |
登録品種の名称及びその読み | 大木の稔T-1 よみ:オオキノミノリT-1 |
|
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 大木町 | |
品種登録者の住所 | 福岡県三瀦郡大木町大字八町牟田255番地の1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 北島良信、田中稔廣、田中秀和 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、菌さん中央部が灰茶色で、菌柄の形が中太の施設栽培向きの品種である。菌さんの大きさは小、断面は平形、中央部の色は灰茶色、周縁部の色は浅灰茶色、肉の厚さはやや薄、肉質は硬である。斑紋の多少は多、大小は小、分布の状態は周縁部以外、明瞭度は明瞭である。菌しゅうの色は白色、並び方は波状ちぢれ、幅及び密度は普通である。菌柄の長さは普通、菌さんへのつき方は中心生、形は中太、菌傘の直径と菌柄の長さとの比率は2.1以上である。種菌接種から菌かきまでの培養期間は71~80日、菌かき後の最適温度における子実体収穫までの期間は20~25日、芽出し最適温度は11~14℃、子実体の生長最適温度は12~14℃である。子実体の発生型は株状型、収量は81~100g/瓶、有効茎本数は41本以上である。「福岡林試M-1号」と比較して、菌かきまでの培養期間が長いこと、収量が多いこと等で、「宝の華M-8171」と比較して、収量が多いこと、菌さん断面が平形であること等で区別性が認められる。なお、「福岡林試M-1号」及び「宝の華M-8171」との対峙培養において明確な帯線を形成する。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成9年に出願者の施設(福岡県三潴郡大木町)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その菌株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の名称は「大木T-1」であった。 |
- 大木の稔T-1のページへのリンク