種菌接種
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/30 16:08 UTC 版)
種菌には、目的のキノコの菌糸体をオガクズや原木に蔓延させた物を使用する。オガクズを使用する物は「オガ菌」とも呼ばれ、ペースト状の物(オガ菌床)を切断面に塗りつける方法と、圧縮成形しペレット状(⌀15×20 mm程度)にした物などを利用する。原木に蔓延させた物は「駒木」とも呼ばれ、楔状に切断加工されている。「短木栽培」ではオガ菌床を塗りつけることが多い。「伐根栽培」「長木栽培」「普通原木栽培」では駒木を利用することが多く、ドリルで一定の間隔で木に穴を開け、穴が乾く前に駒打ち(駒木を穴に打ち込む)する。種菌の接種量を多くすると菌糸体の蔓延が早くなり、子実体発生までの期間を短くすることが出来る。
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