種苗法違反・育成者権侵害問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 00:23 UTC 版)
「つや姫」の記事における「種苗法違反・育成者権侵害問題」の解説
前述のとおり、山形県はつや姫を戦略的品種として重視し、種子の譲渡には県の許可が必要である。奨励品種に導入した各県にも同様の措置を求めている。 2012年7月に山形県の通報により、山形県警は種苗法違反(育成者権の侵害)の疑いで、愛知県の農業男性を逮捕した。男性は密かに手に入れた種籾を栽培し、以前より個人ウェブサイト上でその譲渡を喧伝していた。DNA鑑定でつや姫と確認されたことから逮捕につながった。 山形県では2005年にもサクランボ種苗の海外持ち出し事件で、オーストラリアの生産販売業者に訴訟を起こしている(2007年に和解)。 こうした事件は山形県に限らず頻発しており、付加価値を高めた農業品種育成を進めている日本国内の各県や農業団体にとっての大きな問題となっている。
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