博多A-264【ハカタAー264】(きのこ類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第9199号 |
登録年月日 | 2001年 7月 27日 | |
農林水産植物の種類 | ぶなしめじ | |
登録品種の名称及びその読み | 博多A-264 よみ:ハカタAー264 |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 福岡県 | |
品種登録者の住所 | 福岡県福岡市博多区東公園7番7号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 金子周平、川端良夫、北島良信、田中稔廣、山口茂徳、田中秀和 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「福岡林試M-2号」に育成者の保存菌株を交配して育成されたものであり、菌さん中央部の色が暗灰褐色で、菌柄の形が太長の施設栽培向きの品種である。菌糸の最適生長温度は24℃、菌糸密度は普通である。種菌接種から菌かきまでの培養期間は71~80日、菌かき後の最適温度における子実体収穫までの期間は20~25日、芽出し最適温度は11~14℃、子実体の成長最適温度は15~17℃である。子実体の発生型は株状型、収量は101~120g/瓶、有効茎本数は26~30本である。菌さんの大きさは中、断面は丸山形、中央部の色は暗灰褐色、周縁部の色は浅灰茶色、肉の厚さは厚、肉質は普通、斑紋の多少は多、大小はやや小、分布の状態は周縁部以外、明瞭度は明瞭である。菌しゅうの色は白色、並び方は波状ちぢれ、幅及び密度は普通である。菌柄の菌さんへのつき方は中心生、形は太長、菌傘の直径と菌柄の長さとの比率は1.5~2.0である。「福岡林試M-2号」と比較して、種菌接種から菌かきまでの培養期間が短いこと、菌しゅうの並び方が波状ちぢれであること等で、「宝の華M-8171」と比較して、菌さん中央部の色が暗灰褐色であること、斑紋が多いこと等で区別性が認められる。なお、「福岡林試M-2号」及び「宝の華M-8171」との対峙培養において、明確な帯線を形成する。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成6年に育成者の施設(福岡県三潴郡大木町)において、「福岡林試M-2号」に育成者の保存菌株を交配し、その菌株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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