福島N2号【フクシマN2ゴウ】(きのこ類)
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登録番号 | 第12405号 |
登録年月日 | 2004年 11月 8日 | |
農林水産植物の種類 | なめこ | |
登録品種の名称及びその読み | 福島N2号 よみ:フクシマN2ゴウ |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 福島県 | |
品種登録者の住所 | 福島県福島市杉妻町2番16号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 熊田淳 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、出願者所有の野生菌株(高知県土佐郡本川村産)に「東北N127号」を交配して育成されたものであり、菌さん断面の形は丸山形、色は褐色で菌柄の断面の形が下部太形の施設栽培向きの品種である。菌さん断面の形は丸山形、大きさは大、色は褐色、厚さはやや厚、肉質は中、りん皮は無、表面の粘着物は少である。菌柄の断面の形は下部太形、長さは短、太さはかなり太、色は明褐色、肉質は中、りん皮は少、断面の状態は中実、菌さんの直径と菌柄の長さとの比率は中である。子実体の発生型は株状、発生最盛期までの期間及び発生処理後収穫までの期間はやや長、生育最適温度は中である。収量性は中、有効茎数はかなり少である。「東北N127号」及び「北研N108号」と比較して、菌さんが大きいこと、菌柄が太いこと等で、「KX-N002号」と比較して、菌柄の断面の形が下部太形であること等で区別性が認められる。なお、「東北N127号」、「北研N108号」及び「KX-N002号」との対峙培養において明確な帯線を形成する。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成9年に福島県林業研究センター(郡山市)において、出願者所有の野生菌株(高知県土佐郡本川村産)に「東北N127号」を交配し、その菌株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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