福運御厨【フクウンミクリヤ】(観賞樹)
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登録番号 | 第11659号 |
登録年月日 | 2004年 1月 13日 | |
農林水産植物の種類 | つばき | |
登録品種の名称及びその読み | 福運御厨 よみ:フクウンミクリヤ |
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品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 御厨陽一郎 | |
品種登録者の住所 | 長崎県西彼杵郡西彼町平山郷2425-2 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 御厨陽一郎 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、ピンク系ヤブツバキの枝変わりであり、花は淡黄ピンク色の八重咲きで花形が牡丹咲きの中輪となる品種である。樹形は普通、樹高はやや矮性、枝の太さ及び分枝性は中、節間長は短である。葉形は楕円形、葉の大きさは中、葉姿は平ら、先端の形は鋭尖形、葉脚の形は鈍脚、色は緑、光沢は有、厚さは中、葉縁の形は細鋸歯、葉柄の長さは中、葉柄及び葉の毛は無である。花は八重咲き、花形は牡丹咲き、着き方は横向き、大きさは中輪である。花色区分は単色、花色(地色)及び内側の花弁の色は淡黄ピンク(JHS カラーチャート1301)、外花弁の形は丸形、弁脈は明確、弁縁の形は丸、花弁数は20~29、外花弁の曲り方は外曲、蕾の形は円尖形である。雄ずいの形は散しべ、花糸の色は淡黄、やくの色は黄、花弁と雄ずいのゆ着はする、子房の毛は無、室数は4、花の香りは無である。開花期は春咲きである。「ヤブツバキ(ピンク)」と比較して、花弁数が多いこと、雄ずいの形が散しべであること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成2年に育成者の所有林(長崎県西彼杵郡西彼町)において、自生するピンク系ヤブツバキの中から枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、13年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の名称は「福運牡丹」であった。 |
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