知多瓦斯設立とは? わかりやすく解説

知多瓦斯設立

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/17 17:18 UTC 版)

知多電気」の記事における「知多瓦斯設立」の解説

1889年明治22年)、中部地方最初電気事業者として名古屋市名古屋電灯開業した以後同地方では主要都市次々と電気事業起業されていく。また1907年明治40年)に名古屋瓦斯東邦ガス前身)も開業し名古屋市では都市ガス供給始まった。この時代都市ガス用途ガス灯主力であったことから、ガス事業灯火供給という点で電気事業競合関係にあった知多半島東海岸位置する知多郡半田町(現・半田市)では、ガス事業電気事業ともに同時期に起業動きがあった。まずガス事業を担う知多瓦斯株式会社は、1910年明治43年2月14日半田町字西勘内に資本金50万円(うち125000円払込)で設立された。この時期日本全国ガス会社設立相次いでおり、名古屋瓦斯各地ガス事業設立関与して豊橋瓦斯浜松瓦斯両社とも現・サーラエナジー前身)などを立ち上げていた。知多瓦斯名古屋瓦斯関与設立されガス会社一つであり、初代社長名古屋瓦斯社長奥田正香兼ねた役員には地元半田人物も3名を連ねており、うち中半助穂積寅九郎三重紡績知多分工場主任心得)が取締役務める。 知多瓦斯設備工事順調に進み1910年6月半田町と隣の成岩町供給区域として開業した開業当初6月時点ガス口数灯火用が583個、熱用が80であった一方電気事業を担う知多電灯株式会社地元中埜又左衛門(酢醸造業、中埜半助実弟)ら11名によって発起され、1910年3月30日付で事業許可得た。しかし知多瓦斯順調に開業した一方で、この知多電灯では機械調達などに手間取って開業遅れてしまい、知多瓦斯開業機に事業一時見合わせ次いで1911年明治44年5月権利一切知多瓦斯へと譲渡し消滅してしまった。

※この「知多瓦斯設立」の解説は、「知多電気」の解説の一部です。
「知多瓦斯設立」を含む「知多電気」の記事については、「知多電気」の概要を参照ください。

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