白磁水注
主名称: | 白磁水注 |
指定番号: | 561 |
枝番: | 00 |
指定年月日: | 2005.06.09(平成17.06.09) |
国宝重文区分: | 重要文化財 |
部門・種別: | 考古資料 |
ト書: | 岩手県志羅山遺跡出土 |
員数: | 1箇 |
時代区分: | 平安 |
年代: | |
検索年代: | |
解説文: | 本件は、岩手県志羅山【しらやま】遺跡から出土した白磁水注である。遺跡は岩手県西磐井郡平泉町に所在する平泉遺跡群(泉屋【いずみや】遺跡、無量光院跡、佐野原遺跡など)の南端近くに所在する。 本白磁水注は平成4年度の発掘調査で、井戸内より出土した。全体がうすい灰白色を呈する。注口先端にわずかな当たりがあり、底部の接地部には摩耗が認められる。本形状は白磁壺Ⅲ系とされる水注で、頸部付け根に型押把手が二箇付く。肩部には横位沈線が巡る。上方から見ると胴部中央の位置に頸部の中央が取りついていない。つまり、胴部と把手部以上の口頸部は別製で、注口と把手も等間隔の位置に設置されていない。注口部も正面から見ると右に振れている。この水注は中国製で、製作年代は12世紀後半と考えられる。 本白磁水注が出土した井戸(一号井戸)からはほかに曲物底、杓子【しゃくし】各1点が出土している。これらの井戸内出土木製品は平泉町有品となっている。 水注は井戸底の南西隅の西桟に並んだ位置で南に横倒しになった状態で発見された。内部に土砂等は流入していなかった。 伝世される中国製白磁に比すればやや製作上の稚拙さもうかがわれるが、白磁壺Ⅲ系と称される水注の完形の出土例はなく、その出土地点・出土状態の明確な資料としての学術的価値はきわめて高い。 |
白磁水注
主名称: | 白磁水注 |
指定番号: | 367 |
枝番: | 00 |
指定年月日: | 1978.06.15(昭和53.06.15) |
国宝重文区分: | 重要文化財 |
部門・種別: | 考古資料 |
ト書: | 滋賀県大津市滋賀里町字勧学堂出土 |
員数: | 1口 |
時代区分: | 北宋 |
年代: | |
検索年代: | |
解説文: | 昭和初年に崇福寺跡付近から出土。焼成は堅緻で、釉色は優美、形姿は繊細な造りで、優雅な趣きをかもしだしている。わが国出土中国陶磁中の白眉である。(中国・北宋) |
考古資料: | 画文帯神獣鏡 白瑠璃碗 白磁水注 白磁水注 白釉経筒 石上神宮禁足地出土品 石人 |
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